あれから十日後。 舞台は“あれから”十数年後! 「放課後ライトノベル」第58回は,まさかの再始動を果たしたフルメタ最新作『フルメタル・パニック! アナザー』を紹介

スラムダンク 黒板カード【幻の続編~あれから10日後~】

あれから十日後

納入危機を救ったBCP策定「株式会社丸十」 備えあれば憂いなし、BCPのススメ 納入危機を救ったBCP策定「株式会社丸十」• 2020年 2月12日 東日本大震災の被災企業がBCP(事業継続計画)のおかげで早期に事業再開ができたというニュース等から同様の取組を導入した鳥取県の企業がある。 BCP策定後、生産ラインでトラブルが発生したが、代替生産協定を結んでいた企業への緊急発注で事なきを得た。 東日本大震災の関連報道を機に 丸十(鳥取県倉吉市)は割箸を海外から輸入し、封入・名入れなどの包装加工を施したうえで、「完封箸」として全国に出荷している。 同社工場の生産能力は日に20万本と国内有数の規模だ。 岡野稔社長(現会長)は、テレビ報道で2011年3月に発生した東日本大震災の被災企業がBCPを策定していたおかげで早期に事業再開ができたことを知り、強い危機感を抱いた。 「自分の会社が同じように被災したらどうなる。 今のままでは事業復旧に時間がかかり多くの顧客を失ってしまうかもしれない」。 タイミング良く地元銀行が主催するBCPセミナーがあった。 セミナー終了後に鳥取県がBCP策定企業を募集していることを知り、その場で手を挙げた。 コンサルティング会社の指導を受けながら丸1年かけてBCPを作成した。 策定メンバーは、現社長も含めた役員3名に総務担当の計4名。 顧客の視点から業務の流れを見直し、自社の強みや弱みを棚卸したうえで重要業務を位置づけた。 震度6弱以上の地震や水害、火災被害を想定し、そのために何が必要なのかを明らかにした。 12年8月にBCP冊子を発行して全従業員に配布した。 協定企業の協力で乗り切る 完封箸自動包装機 BCP策定後間もなく、同社で完封箸自動包装機が故障した。 メーカーの中国・大連から技術者を呼んで修理することになったが、4日間ほどラインが止まり、ある製品群の納期が間に合わない。 その時、威力を発揮したのが「非常時は協定企業に発注する」というBCPに盛り込まれた対策だった。 完封箸は、割箸を楊枝等と一緒に紙やOPPフィルムで包装した製品だ。 ロシアの原木を中国に輸入して、中国の工場が製造した割箸を日本に輸入。 同社工場では箸袋に顧客からの指定のデザインを印刷し割箸を包装して出荷している。 日本国内での主工程は印刷と包装で、同じ印刷機や包装機を使っている国内工場は稀な存在であるため、競合でありながら非常時には協力工場にもなる。 丸十は以前から付き合いのある九州の企業とBCPにおける非常時の代替生産等の協定を取り交わしていた。 同社が協力を打診すると、快い返事があり納期を守ることができた。 従業員に浸透するBCP意識 本社外観 2016年10月の金曜日、最大震度6弱を記録した鳥取県中部地震が発生する。 県内外で負傷者32人、住家等は1. 5万戸超もの被害が出た。 同社では幸い人的被害はなく、業務に支障のある建物・設備の被害も無かったが、倉庫では商品在庫が大きく荷崩れており、週末は従業員総出での現場復旧となった。 「日頃の訓練で従業員の意識が高く、全員が適切な行動を取れた。 今後は飲料水や食料品の備蓄にも積極的に取り組みたい」と岡野会長。 BCP策定後、防災訓練を年2回行い従業員の意識を高める努力を続けてきたことが奏功したのだ。 同社は毎年決算期に全従業員と取引先2銀行の支店長を前に経営計画の発表会を開催している。 経営計画書には顧客別の販売実績や計画をはじめ、資産や負債状況の記載がある。 経営計画書を従業員にしっかりと理解してもらうため、経営を疑似体験するマネジメントゲーム研修も毎年実施し、従業員の参加を促している。 BCPも同社が標榜するガラス張りの経営が下地となり、従業員へスムーズに浸透が進んでいるようだ。 企業データ.

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あれから・・: 遊食十色

あれから十日後

ある作品の続編が出るというのは,普通,その作品のファンにとって嬉しいことだ。 自分が好きな作品の世界に,いま一度触れることができるのだから。 だが残念なことに,世の中にはファンが幸福になれない続編というものも存在する。 たとえば元となる作品が,綺麗な結末を迎えていた場合。 そうした作品の続編というのは,往々にして作品の方向性がまるで変わっていたりして,ファンを喜びから落胆へと突き落としたりする。 感動的なエンディングで多くのプレイヤーが涙した作品の続編が,まるでアイドルコンサートと見まごうようなPVと共に発表されたりすれば,そりゃあファンだって戸惑おうというものである。 そして,実際どうなるかは蓋を開けてみれば分からないものの,実物を見る前から,ファンにそうした不安を与えていたのが,今回紹介する 『フルメタル・パニック! アナザー』だ。 1年前,「」のでその怒濤のエンディングを紹介した作品のまさかの続編,しかも(原著者が監修につくとは言え)執筆するのは別人と来れば,単なる蛇足になってしまうのではないかとファンが不安に思うのも当然と言えよう。 舞台は『フルメタル・パニック!』本編の物語が完結してから,およそ10年あまりが過ぎた世界。 21世紀初頭の冷戦終結後,軍事産業ではPMC(民間軍事会社)が台頭,社会では二足歩行の人型重機,パワー・スレイブ(PS)が徐々に普及していた。 建設会社社長の息子である 市之瀬達哉(いちのせたつや)は,都立陣代高校に通う高校3年生。 年齢相応にスケベで学校の成績も決して良くはないが,幼い頃から慣れ親しんでいたPSの操縦は玄人はだしの腕前。 そんな彼の人生はしかし,ある事件をきっかけに一変する。 父親の会社の仕事を手伝い,山中で作業をしていた達哉は,突如として人型兵器アーム・スレイブ(AS)の襲撃を受ける。 自衛隊と,PMCのD. 社との共同演習中,1機のASが暴走し演習場を脱走,偶然近くにいた達哉たちを襲ったのである。 このままでは妹の 由加里(ゆかり)の身が危ないと知った達哉は,暴走ASを追ってきたものの動けなくなった別のASに乗り込み,負傷したパイロットの代わりに暴走ASに決死の戦いを挑む。 辛くも勝利を収めた達哉のもとにやってきたのは,その腕を見込んだD. 社のスカウトだった。 ASの操縦に強く魅了された達哉は,父の会社の厳しい台所事情もあり,悩んだ末にD. 社への入社を決意する。 素人の達哉の教育係を務めるのは,達哉が代わりに操縦したASの本来のパイロット, アデリーナ・アレクサンドロヴナ・ケレンスカヤ。 達哉と同年代の少女だが,ASオペレーターとしては一流で,達哉のシゴキ方にもまるで容赦がない。 平凡な高校生から一転,過酷な傭兵生活に放り込まれた達哉。 彼の明日は果たして!? 達哉よ,根性見せろ! 行動力はあるがベースは普通の高校生な達哉と,実力は確かだが無愛想なアデリーナ。 まるで原作の宗介とかなめの性別と立場を入れ替えたかのような本作だが,その違いは内容にも現れている。 ひと言で言うなら,原作にあった殺伐とした雰囲気が,本作では相当に薄められているのだ。 主人公の達哉は,一度味わったASを操縦する快感が忘れられず,PMCに入ってしまうような無邪気さの持ち主。 幼い頃から血で血を洗う戦場に身を置いてきた宗介の持つ陰の部分が,彼にはない。 導入部の戦いこそ一歩間違えば命を落としかねないものだったが,その後の展開は ひと言で言うなら「達哉のPMC奮闘記」。 アデリーナに鍛えられ,厳しい訓練に耐えながら,ド素人の達哉がPMCの中で自分の居場所を築いていく様は「友情・努力・勝利」を地でいく王道的なものだ。 一方のアデリーナも,傭兵としては優秀ながら微妙に一般常識が欠けており,社長に言われるまま体操服やナース服などのコスプレをしたり,ASのことになると話が止まらなくなったりと,原作短編の宗介を彷彿とさせるボケっぷりをかましてくれる。 そのほかにも,天才的な狙撃の腕を持つ10歳くらいの少女,なんていうとんでもないキャラクターも登場している。 いずれも「こいつの活躍をもっと見てみたい」と思わせる,魅力的な連中ばかりだ。 それは,平和の時代の物語 さて,そんな『フルメタル・パニック! アナザー』,果たして原作のファンが読んで失望することなく楽しめるものだろうか? その一人である筆者が自信をもって断言するが,答えは 「Yes」である。 確かにこの設定では,仲間を失いながら,それでも死力を尽くして戦う,といった展開は描けないかもしれない。 その意味で,作中の時間が一気に10年以上進み,現実に追いついた(その間に世紀も変わっている)ことは,非常に象徴的な出来事であると言える。 これは『フルメタ』であって『フルメタ』ではない。 そして一方では,本家よりも強化された部分というのも存在する。 それがメカニック周りの描写だ。 もともとこの『アナザー』,「『フルメタ』の設定を生かし,メカ重視で」というコンセプトらしく,ASの開発史や各ASのスペックなどが,原作以上に詳細に設定されている。 その濃さは,原作の「サイドアームズ」を思い起こさせる。 それぞれ異なる面白さを持っていた原作各編のエッセンスを凝縮させつつ,新たな魅力をも放ちつつある『アナザー』。 これほどファンの期待をいい意味で裏切った続編というのも珍しい。 原作は終盤まで巨大な謎を抱えたまま物語が進んでいったが,本作も現時点で多くの謎を孕んでいる。 それらの正体がいつ明かされるのか,これからの展開から目が離せない。 最後になるが,本作には原作のファンなら感涙もののキャラクターやエピソードが随所に登場する。 それらを自分の目で見るためだけでも,往年のファンは手に取る価値があると言えよう。 今さら原作について説明する必要もないかもしれないが,『アナザー』の刊行を機に復習の意味で今一度その軌跡を振り返ってみたい。 物語は,極秘の軍事組織・ミスリルに所属する傭兵の相良宗介が,日本にやってくるところから始まる。 ある秘密を持つがゆえに,さまざまな組織から狙われる立場にあった千鳥かなめを護衛するため,宗介は彼女の通う高校に潜入。 以降,シリーズは宗介本来の傭兵としての姿を描く長編と,戦争ボケと揶揄される彼が学校内で巻き起こす騒動を主軸とした短編の2本柱で進行する。 またそれ以外に,主にミスリルの人物たちにスポットを当てた短編集「サイドアームズ」もある。 物語が佳境に入ってからは長編シリーズ1本で進められていたが,その長編が2010年8月に完結。 現在までに,三度にわたるTVアニメ化や多数のコミカライズが行われており,近年では「スーパーロボット大戦」「Another Century's Episode」といったゲームへの出演や,果てはパチンコ化まで果たしている。 なお,今回紹介した『アナザー』1巻と同時に発売された,原作短編集の第9巻 「マジで危ない九死に一生?」収録の書き下ろし短編「テッサのお墓参り」は,本編の後日談,つまり原作と『アナザー』の間に位置する話。 内容的に『アナザー』の伏線になっているエピソードもあるので,合わせて読むことをおすすめする。

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あれから十日後

僕が愛してやまない漫画「スラムダンク」について語りたいと思います。 トップの画像は、少年ジャンプ連載時(山王戦)に井上先生宛に年賀状を出したら、返事としていただいた年賀状です。 書き下ろしイラストなので、レアだと思います。 ここではスラムダンクの魅力を伝えるべく、新装再編版のレビューを更新していきたいと思っています。 ただその前に、僕のスラムダンク愛を知ってもらうため、「あれから10日後」イベントに参加したときの思い出を語っていきます。 スラムダンクファンには有名な話ですが、この漫画には「最終回から10日後のストーリー」が存在しています。 もともとは、2004年の12月にスラムダンクの単行本発行部数が一億冊を突破した記念として、神奈川の廃校になった高校を借りたイベントでお披露目されたものでした。 そのイベントは教室の黒板に「あれから10日後のストーリー」がチョークで描かれていて、来場者は教室を回りながら、ページをめくるようにさまざまな「キャラクターのその後」を読んでいくというものだったんです。 実は僕はこのイベントに足を運んで、黒板漫画を生で見ています(これはちょっと自慢です)。 なのでこのイベントの思い出を、あらためて書いておきたいと思います。 開催されたのは、わずか三日間で、僕はその最終日にあたる三日目に行ったのですが、神奈川でも田舎(畑の横を通るような場所)にある高校にもかかわらず、けっこうな人数のファンが足を運んでいました。 来客者は、初日が564人、二日目が1332人、そして三日目が3086人と、合計で4982人とのことです。 わずか5000人。 一億冊売れた漫画のイベントとしては、はっきりいってかなり少ないですよね。 それには理由があって、テレビや雑誌などのメディアでの告知をせず、作者のホームページ上のみのお知らせだったんです。 僕もたまたま井上先生のホームページを閲覧していて知ったぐらいでした。 今だったらおそらくすぐにネットで話題になり、当日ともすさまじい数のお客さんが殺到して、入場規制がかかっている状態になるはずです。 結局、この10日後イベントは開催終了翌日のYahooニュースに取り上げられてから大きな話題になり、しばらくしてから雑誌「SWITCH」にその様子が掲載されたんですけど、それで存在を知った人がほとんどだったのではないでしょうか。 今では幻のイベントとまでいわれています。 当日の様子を振り返っておくと、最寄り駅を降りてイベント会場(学校)に向かって歩いていく際、イラストによる道案内や看板はありましたが、人でごった返すという雰囲気ではなく、少し閑散とした感じです。 学校にたどり着き、校門をくぐって玄関から入ると、掲示板のようなものに、作者の井上先生による挨拶がチョークでびっしりと書かれていました。 チョークですから手書きですし、あの味のある文字ですから、これを読んだだけで軽く泣けます。 そして教室に入ると、もう校舎全部がスラムダンク仕様という雰囲気で、いよいよチョークで黒板に描かれた、あれから10日後のストーリーが始まります! ・・・花道が! ・・・流川が! ・・・ゴリが! ・・・ミッチーが! ・・・リョータがっ! 彼らが目の前の黒板で生き生きと描かれてます。 湘北だけでなく、陵南編、海南編、翔陽編、山王編、桜木軍団編などもあって、シリアスもあり、笑いもありのショートストーリーで、10日後とはいえ、それぞれの「変化」がきちんと描かれていました。 客層はやはり僕と同年代と思われる世代の人が多かったのすが、10代や、わりと高齢な方も普通にいたので、やはり老若男女に愛されている作品なんだなぁ、とあらためて実感しましたね。 貼られているポスターの案内とかが手作り感満載で、なんだか文化祭を思い出しました。 それよりも、黒板の前であのイラストを生で見たときの圧倒的な感動をどう伝えれば良いのか・・・とにかく圧倒されたし、あの空間にいれたことが幸せでした。 教室に入って驚いたのは、チョークで黒板に描かれた漫画があまりに無防備だったこと! どういうことかというと、普通、こういう展示会のようなイベントの場合、教室内に警備員が張りついていたり、黒板の前にロープが張っていたり、「触らないでください」とか「写真撮影禁止」という張り紙があるのが当然じゃないですか。 でも、このイベントではそういう注意書きが一切なかったんですよ。 スタッフさんは廊下にいましたけど、教室内に警備のスタッフがいないんです。 写真撮影も自由でした。 チョークで描いた漫画です。 近づいて触れようとすれば触れられるし、もし一人でも悪意のある人がいたら、いとも簡単にこのチョークで描かれた漫画を消せる状況です。 というか、黒板には黒板消しまでちゃんと置いてありましたからね(笑)。 でも、作者の井上先生はここまで足を運んでくれるファンの思いを信頼して、警備なども一切置かないことに決めたと、後日HPで明かしていました(いわく、そこで警備を置いたら、「僕の負け」だと思った)。 結果は、なんと3日間を終えて、枠線の一本すら消されなかったとのこと。 もちろん、黒板に描かれたあのストーリーがいかに神聖なものであるか、ここまで足を運んだファンならみんなわかってるけど、そこまでファンを信頼できるのも凄い・・・あの場に足を運んだスラムダンクファンとしても誇りに思ってます。 黒板漫画を読み終わると、他の教室では、黒板漫画のメイキング映像の上映会があったり、休憩室では漫画が読めて、ノートにメッセージが残せたり(もちろん書き残しましたよ)、グッズ売り場もありました。 グッズ売り場では、自分が行ったのが3日目だったことでほとんど売り切れ。 Tシャツや黒板漫画のポストカード(予約)ができて、僕は流川のTシャツとポストカードの予約をしてきました。 黒板ポストカードはいまでも大切に保管しています。 今ではレアなアイテムみたいですね。 学校なので体育館もあるのですが、そこでは自由にバスケができて、みんな楽しそうにプレーしてました(体育館には、「炎の男 三っちゃん」の横断幕があって、ウケました)。 ちなみに井上先生は3日間、ずっとこの会場にいて、黒板漫画を読む僕らの様子を反対側の場所からうかがっていたらしい・・・しかも最終日の閉館間際には、体育館に現れていっしょにバスケをやったとのこと!うらやましすぎる! 自分はその日は、2004年のJリーグのチャンピオンシップ(マリノス対レッズ)があったので、それを見るために閉館30分前くらいに泣く泣く会場を出たという・・・あと30分体育館に残っていれば・・・ぜひ一目お会いしたかったですね。 うーん、懐かしいですね。 「スラムダンク、あれから10日後」から10数年が過ぎました。 そして2018年6月には新装再編版が発売。 あの時読んでいた人たちが、今また読むと、違った発見があるかもしれませんよ。 よろしくどうぞ。

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