狡噛 宜野座 出会い。 狡宜 (こうぎの)とは【ピクシブ百科事典】

#1 もしも宜野座監視官と宜野座執行官が双子だったら【腐】

狡噛 宜野座 出会い

主人公。 28歳。 冷徹でぶっきらぼう。 鍛錬された強靭な肉体と捜査への強い執念から、周囲に畏怖されている。 かなりの喫煙家で、デスクの灰皿にはタバコの吸殻が積もっている。 自分のデスクには煙草のカートンがしっかり積まれており、吸っている銘柄は『SPINEL』(かつての相棒であった佐々山光留が吸ってた銘柄と同じ)。 因みに、SPNELのモデルは恐らく、同監督作の刑事ドラマの主人公・青島が愛煙していたアメリカン・スピリット。 自室には肉体トレーニング用具が多々設置されており、身体を鍛えることには熱心である。 なお仕事上の理由だけでなく元々の趣味でもあるようで高等教育過程時点で趣味がキックボクシングとレスリングだと話している。 征陸からは「コウ」、縢からは「コウちゃん」、朱からは「狡噛さん」、唐之杜からは「慎也くん」、宜野座、六合塚、佐々山からは「狡噛」と呼ばれている。 身体能力、推理力、第六感、瞬間的な判断力ともにメンバーでも図抜けたポテンシャルを持ち、事件が発生すればそれらを遺憾なく発揮して迅速に対応しようとする。 ただ、それが監視官の宜野座には即断的に見えるのかぶつかることも多い。 宜野座とは高等教育過程からの同級生で友人であるが、後述の3年前の事件から拗れている。 インテリかつ肉体派という高スペック、対人面でも基本的に落ち着いた良識人であるが、事件となると猟犬の顔を見せる。 また自分の監視官である新米の常守朱に対し、ときおりフォローを入れる事があるが、資質には一目を置く。 出典: 狡噛慎也の心に響く格好良い名言集 「あんたは、何が正しいかを自分で判断した。 役目より正義を優先できた。 そういう上司の下なら、俺はただの犬ではなく、デカとして働けるかもしれない」 出典: 狡噛のこの一言は、衝撃的かつ残酷な幕開け・展開をありありと見せつけたPSYCHO-PASS第1期にて、視聴者がはじめてホッとした・感激できたシーンではないでしょうか。 槙島聖護と考え方・あり方は違えど、狡噛自身もシビュラシステムに支配された正義について深く疑問視していたことがわかる名言です。 常守との出会いは彼にとって光が射したようなものだったんですね。 「馬鹿な話だ。 デカってのは誰かを狩り取る仕事じゃなくて、誰かを守る仕事だったはずなのにな」 出典: 常守と邂逅し、槙島という犯罪者の存在の輪郭を掴み始めた狡噛。 ストーリーが侵攻していく中で、彼が自分の理想としている正義感を掴みつつあることがわかる台詞です。 それにしても痺れるくらい格好良い一言ですよね!狡噛は佐々山の事件の後、数々の人間をシビュラに従って撃ってきました。 しかし、彼は本当は自分のすべきことがそんなことではないと気付いていたのでしょう。 この狡噛の心境の変化は、常守と出会ったことに所以するのでしょうか……。 二人の関係は後で詳しく解説させて頂きます。 「法律で人は守れないなら、俺が法の外に出るしか無い」 出典: 激動のPSYCHO-PASS第1期にて、狡噛慎也の出した結論がこの名言に集約されています。 彼は槙島を追い続け、シビュラの判定では槙島を捕らえることができないと知り、自らが法の外にでる事を決意しました。 それがどれだけ重い決意なのか……想像を絶します。 平たく考えますとシビュラに逆らう者は抹殺対象です。 自分が命を根われる身となり果てても、自身の正義感を貫くことを決意したのです。 狡噛慎也以上に刑事魂を感じるキャラクターはいません。 狡噛慎也と常守朱の関係って? 狡噛慎也と常守朱に恋愛感情はあるの? 出典: 『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』予告編結論から言いますと、原作 小説やアニメーション においては二人の関係は恋愛関係ではないと描写されています。 あくまで上司と部下・監視官と執行官という立場ということです。 恋愛・特別な感情があるかのように思わせるシーンはたくさんありましたが、劇場版PSYCHO-PASSの二人の立ち位置にて、恋愛関係ではないとライターは思いました。 そして、二人のやりとりを見て頂ければ明確ですが、上司と部下としての未練の方を多く感じとることができます。 以下、劇場版の予告編動画を貼らせて頂きます。 興味のある方、2人の関係性について深く考えたい方は是非ご視聴ください!すべての回答があると言っても良いと思います。 狡噛と常守の間にあったのは、恋愛を越えた絆? 出典: すまない。 俺は約束を守れなかった。 誰かを守る役目を果たしたい。 そう思って俺は刑事になった。 だが槙島の存在がすべてを変えた。 あの男はこれからも人を殺め続けるだろう。 なのに法律では奴を裁けない。 俺は刑事でいる限りあの男に手出しができない。 今度の一件で思い知った。 法律で人は守れない。 なら、法の外に出るしかない。 常守朱、あんたの生き方は間違いなく正しい。 俺に裏切られたからって、そこを見失ってはいけない。 俺はあくまで身勝手に、自分の意地を通すためだけにあんたと違う道を選んだ。 これが過ちだと理解はしている。 だが俺はきっと間違った道を進むことでしか今までの自分と折り合いがつけられない。 許してくれ、とは言わない。 次に会う時はおそらく、あんたは俺を裁く立場にいるだろう。 その時は容赦なく務めを果たせ。 信念に背を向けてはいけない。 ほんの一時だったが、あんたの元で働けて幸いだった。 礼を言う。 バックで流れているEGOISTのAll alone with youとの相乗効果もあり、涙せずにはいられません。 PSYCHO-PASS屈指の名シーンと言えるでしょう。 下記に狡噛慎也の手紙を引用いたしました。 狡噛は常守の在り方を「間違いなく正しい」とハッキリ断言しています。 その上で、常守なら理解してくれると信じてこの手紙を書いたのではと思わずにいられない文章です。 そもそも信頼していない相手に置手紙なんてしませんからね……。 出典: 「すまない」という謝罪から始まるこの手紙。 先述しましたが、狡噛は自分の中にある正義を、常守なら理解してくれるだろうと信じてこの手紙を置いて行ったのだと思います。 「次に会う時は恐らく、あんたは俺を裁く立場にいる」この一文も二人の関係を綺麗に表しています。 実際に、劇場版にて常守は狡噛を裁く立場になりました。 狡噛は常守の事を信頼していたし、常守も狡噛の在り方を認めていた。 そのことは事実です。 二人の間には恋愛を越えた、刑事・人としての魂の共有があったと思うのはライターだけでしょうか? 狡噛慎也のコートと香水が公式で販売 狡噛慎也の香水 出典: ノイタミナアパレルさんから、狡噛慎也の香水がなんと公式で販売されています。 この香水は、ファンの方々の投票 どの香りが狡噛のイメージに近いか によって決められたものです。 ラベンダー・ベルガモットの爽やかかつ色気のあるトップノートに、サンダルウッド・セダーウッドのような男らしい香りが特徴的なボトルとなっています。 槙島の香水とほぼ同時に発売され、爆発的人気から一時期売り切れとなりましたが、現在は再販されているため公式ショップから購入することができます。 狡噛が作中で何度も羽織っていたあのスモーキーカラーのコートです。 シンプルで機能的なデザインが狡噛の性格を良く表しています。 狡噛はロングコートを着ていても似合いそうだとライターは思っていましたが、ショートのジャケットも刑事らしくて格好良いですね。 こちらの御品物は大変大人気のため売り切れており、現在は再入荷待ちです。 気になる方は入荷を待ってみてはいかがでしょうか。 ノイタミナアパレル「狡噛慎也 コート」 さいごに 出典: PSYCHO-PASSにて大人気のキャラクター、狡噛慎也の魅力やファン必見の情報をお伝えさせて頂きました。 狡噛は1期に登場するキャラクターで、2期では常守の回想シーンでしか出てきませんでした。 しかし、視聴者・ファンからの圧倒的人気を獲得しており、劇場版にてその後が描かれていましたね。 PSYCHO-PASSというコンテンツは劇場化も果たしておりますので、今後の展開が読み辛いです。 ですが、あれだけの人気を博した作品なので、またスクリーンや書籍で狡噛の活躍を見られるように期待したいですね!.

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【サイコパス3】外務省行動課とは?所属キャラクター一覧!六合塚や朱や公安局刑事課一係との関係は?

狡噛 宜野座 出会い

*宜宜表現あり *いろいろと設定捏造あり *文章が雑 おk? [newpage] 「あのう…あの二人って、デキてるんですか?」 昼時の混雑した公安局の食堂。 目の前でズルズルとカレーうどんを啜る狡噛に、朱は遠慮がちに声を掛けた。 落ち着かなくこちらを見つめる朱に、狡噛はうどんを食べる手を止めて聞き返す。 「あの二人って?」 「その、私、見ちゃったんです」 「………だから何を?」 「えっと…」 言わないとわからないだろ、と先を促す狡噛。 言うべきか、言わないべきか。 朱は多少逡巡したが、やはり好奇心の方が勝った。 真っ直ぐに狡噛を見据えて、思い切って口を開く。 「宜野座くんと宜野座さん、廊下でキスしてました…………!」 朱のセリフを聞いた瞬間、「ああ、あの二人…」と遠い目をする狡噛。 彼女が言う「宜野座くん」「宜野座さん」とは、公安局でも有名な「宜野座の双子」のことだ。 兄の方は宜野座伸 ぎのざのぶる。 公安局刑事課一係に所属する、眼鏡と長い前髪が特徴のツンデレ監視官だ。 生真面目で何時も仏頂面をしているが、意外と天然だったり、優しい一面もあるらしい。 そして弟の方は宜野座元 ぎのざつかさ。 公安局刑事課一係に所属する執行官で、伸と瓜二つだ。 違いといえば左腕の義手と眼鏡の有無くらいだろうか。 因みに身長は元の方が若干高い。 また、兄とは対照的に柔らかな物腰をしている。 二人は中学の終わりまで同居していたが、弟が全寮制の高校に入学してからは別居していたようだ。 それが、公安局に入ってから偶然再会したとのことだ。 余談だが、局内の女性人気は僅差で元の勝ちらしい。 やはり紳士的な態度だからだろうか。 まぁ、並んで歩けば人集りが出来る程度には二人とも人気だが この二人の宜野座を区別する為に、朱は兄の方を「宜野座さん」、弟の方を「宜野座くん」と呼んでいる。 「宜野座くんが宜野座さんを壁際に追い詰めて、その………濃厚な、大人のキスしてたんです。 これ、狡噛さんはどう思いますか!? 」 見てはいけないものを見てしまったような深刻な表情で訴える朱に対して、狡噛は困ったように苦笑を浮かべた。 「あー…うん、あの二人は何時もそんな感じなんだよ。 今に始まったことじゃないさ。 」 「ということは、やっぱり恋人同士なんですか?」 「いや、それは無いかな。 」 公安局に入ってからずっと、狡噛はあの二人を傍で見てきた。 確かに彼らはスキンシップ過多だが、恋人同士という表現はしっくり行かない気がする。 「じゃあ何なんですか?」 朱の問いに、狡噛は顎に手を当ててうーんと唸った。 己の語彙力を総動員して的確な表現を探す。 「何ていうかさ…あの二人は『行きすぎたブラコン』みたいな感じなんだよ」 「と言うと?」 「キスという行為だって、あいつらにとっては『兄弟=大好き=キスしていいよね!』みたいなノリなんだ。 だからあいつらのイチャイチャはあくまでも『兄弟愛』の範疇かな。 」 まぁ、弟の方は兄への愛が大き過ぎて、本当に兄弟愛に収まっているのかどうか怪しいところだが。 「なるほど!……それにしても、随分と深い兄弟愛ですね……」 「だから極度のブラコンなんだよ…たぶん…。 つかそんなに気になるなら、今日一日じっくり観察してみろよ?俺に聞くより、実際に目で見た方が早いと思うぜ」 狡噛の言葉を受けて、朱は「それもそうですね!」と笑顔で席を立った。 空いた食器をドローンに渡して、くるりと踵を返す。 「じゃあ早速、宜野座ブラザーズの実態調査に行って来ます!」 「おう、普段の捜査もそのくらい気合い入れてやれよ監視官」 「安心して下さい、私は何時だって真剣ですから!」 ぱたぱたと遠ざかって行く朱の後ろ姿をぼんやりと眺めながら、狡噛は再びカレーうどんを啜った。 *** 「どういうことだ常守!! 説明しろ!! 」 「え?あ、あの……」 宜野座兄弟を観察するぞ!と張り切ってデスクに戻ったら、急に物凄い剣幕で宜野座監視官に怒鳴られた。 彼はいかにも不機嫌そうに眉根を寄せて朱の前に仁王立ちしている。 何か怒られるようなことをした記憶は無いが、宜野座監視官の威圧的な態度に気圧されて、朱は慌てて頭を下げた。 「す、すみません!! あ、あの、私、何かしましたか………?」 とりあえず謝罪の言葉を述べてから、彼女は恐る恐る、そろそろと宜野座監視官の顔を見上げる。 冷や汗が吹き出て動悸が止まらない。 そのまま不安げに顔色を伺っていると………彼は突如、ぷっと小さく吹き出した。 冗談ですよ、常守監視官。 」 眼鏡の向こう側でふっと悪戯っぽく細められる目。 緩やかに弧を描く口元。 エ?エ?ナニコレドウイウコト?朱は呆気にとられて目を丸くしたが、すぐに気付いたようで、「あっ」と小さく漏らして目の前の男を指差した。 ………そうだ、〝宜野座さん〟なら絶対にこんな顔はしない。 「……………まさか、宜野座…くん!? 」 「ええ、そうです。 」 似てたでしょう?彼は得意気な笑顔とともに、種明かしと言わんばかりに眼鏡を外す。 まぁ、外してもほとんど変わらないのだが そう、彼の正体は、宜野座監視官のふりをした弟の宜野座執行官だったのだ。 どうやら、あの尋常じゃない怒りようはただの演技だったらしい。 「もう、びっくりさせないで下さいよ宜野座くんったら…」 ほっと胸を撫で下ろす朱の後ろで「アレ、私と志恩もやられたわ」とか「俺も俺も!マジびびったー!」とか囁いているのが聞こえた。 なるほど、宜野座執行官は新人いびりに定評があるようだ。 「はぁ~…心臓が止まるかと思いました」 「でも、面白かったでしょう?」 「まぁ………そうですね、ふふ」 ニコニコと微笑む宜野座執行官につられて、朱もクスリと笑う。 何だろう、この人といるとあたたかい。 二人でほのぼのとした空気に包まれていると、廊下からツカツカと規則正しく響く革靴の音。 誰かの足音が猛スピードでこちらに近付いて来ている。 ツカツカツカツカ…ウィーン 「どういうことだ宜野座!! 」 いやお前も宜野座だろ、とはもう誰も突っ込まない。 だっていちいち突っ込んでいたらキリがないから。 「貴様、またこんなふざけた真似を………!」 眉間に皺を寄せてこちらを睨み付ける、前髪の長い彼。 自動ドアの向こう側から現れたのは、本物の宜野座監視官だった。 彼はスタスタと真っ直ぐに歩み寄り、弟の手から乱暴に眼鏡を引ったくる。 「勝手に眼鏡を持ち出すのは止めろと、あれ程言っただろうが!! 」 「でも、仕事が終わって暇だったので」 「暇なら働け!仕事はまだまだ、腐る程ある!」 「まぁまぁ宜野座さん、たまには休息も必要ですし……」 「それから常守監視官、君もこいつと馴れ合うな!執行官とは一線を引けと言っただろう!」 「え?あの…はい、すみません…」 彼はひとしきり怒鳴り散らすと、胸ポケットから眼鏡拭きを取り出して、慣れた手付きで眼鏡を磨き始めた。 せっせと眼鏡を磨きながら、また悪態を吐く。 「貴様、次やったらドミネーターで打つからな。 」 「監視官、前回も全く同じセリフ言ってましたよね………」 「……… カチャ 」 「すみません無言でドミネーターに手かけないで下さいもうしませんから」 「……………ふん、反省文で許してやる。 感謝しろ。 」 「えっ」「何か文句でも?」 ごく自然に会話する二人を横で見ていて、朱は思う。 宜野座さんは何時も「執行官とは一線を引け」と言うけれど。 宜野座さんは、言ってることとやってることが正反対だ。 私には「奴らを人間だと思うな」とか言うくせに、当の本人は誰よりも彼らのことを思い、考え、人間として扱っている。 見ていればわかる。 彼らと向かい合う時の宜野座さんは、ちゃんと、人間を見る目をしている。 それなのに宜野座さんは、なんであんなことを言うんだろう。 何が宜野座さんにそうさせるんだろう。 「レンズの濁りは色相の濁りだ。 眼鏡とは常に綺麗に磨いておかなければならない。 」 朱が悶々と悩んでいる間に眼鏡を磨き終えたようで、宜野座監視官はぴかぴかのレンズを眺めて満足気に頷いた。 次いで彼は眼鏡拭きを丁寧に折り畳んでポケットにしまうと、カチャリと眼鏡を掛け直して、自分のデスクに向かって真っ直ぐに歩き出した…歩き出した、その直後。 ガッ! 「っっ!? 」 「ぎ、宜野座さんっ!! 」 「ノブっ!! 」 コードに足元をとられて後ろに転倒し、危うくデスクの角に後頭部を強打するところだった彼を助けたのは、宜野座執行官だった。 驚きの余り声も出せず、腕の中で呆然と瞬きを繰り返す兄の顔を、弟はさも心配そうに覗き込む。 「ノブ、大丈夫か?怪我は?」 「……っああ、平気だ、すまない…ちょっと寝不足で…………」 「………頼むから、あんまりヒヤヒヤさせないで下さいよ」 昔から言ってますけど、貴方はもっとちゃんと周りを見て行動して下さい。 いいですね?弟の言葉に、宜野座監視官は思いの外素直に頷いた。 それから宜野座監視官は弟の手を借りてよろよろと立ち上がると、今度こそ転ばないように慎重にデスクに向かった。 デスクについた宜野座監視官に、彼はすかさずコーヒーを差し出す。 「眠気覚ましにどうぞ」 「ああ、ありがとう」 こういうところ、彼は兄のことに関して、よく気が回る人だと思う。 その後もよくよく見ると、兄がうっかり倒しそうになったサボテンの鉢を支えたり、小腹が空いた兄の為に好物のパンを用意してみたり、疲れている兄に代わって自ら報告書を作成したりと、様々な面で宜野座監視官をサポートしていた。 あと、宜野座くんってすごく尽くすタイプなんですね。 端から見ていた朱は、これではどっちが兄だかわからない、と小さく苦笑いした。 どうも、二人の立場は完全に逆転しているように見えてならない。 しかし当人たちにとっては、どっちが兄でどっちが弟とか、そういうのは案外どうでもいいことなのかもしれない。 なぜなら二人はそう、双子だから。 」 「えー、ゴミとかひっどー!いっつもギノさんが怒るから、今回は頑張って三行も多く書いたのにー!」 「『きょうはたのしかったです あしたもがんばります ゼリービーンズたべたい』…これのことか?ふざけるのも大概にしろ!」 ぎゃあぎゃあ ようやく仕事も片付こうかという頃に、例によって二人のバトルは始まった。 互いに一歩も譲らない、不毛の議論を毎日毎日飽きずに続ける宜野座監視官と縢。 一係の面々は既に聞き飽きた会話のようで、呆れるか苦笑するかの二択だ。 たぶん、この論争は二人のどちらかが死ぬまで終わらない、果てなき戦いなんじゃないかと朱は思う。 「おい二人とも、ちょっと落ち着け」 そう言って二人の間に割り込んだのは宜野座執行官だ。 こんな時、二人の仲裁に入るのは何時も彼なのだ。 宜野座くんも大変だなぁ、と朱は同情した。 タイミングよく入ってきた彼の背中に隠れて、縢は不満げに頬を膨らませる。 「ねぇ聞いてよギノちゃん!ギノさんがまた俺のこと怒るー!なんで何時も俺ばっかりっ!」 「宜野座監視官はお前のためを思って言ってるんだよ、縢。 」 手伝ってやるから一緒に書き直そう、な?宥めるように頭を撫でてやると、縢は「ほんと!? 」と目を輝かせた。 「わーいありがとっ!! ギノちゃんは優しいな~」 優しいな~、ギノちゃんってほんとに優しいな~、と繰り返しつつ宜野座監視官の周りをぐるぐると歩き回る。 彼は蝿でも追い払うかのように、しつこく付き纏う縢を欝陶しげに手で追い払った。 追い払われた縢はむうと唇を尖らせる。 「…ギノさんもちょっとは見習ったら?」 「猟犬には然るべき躾がある。 甘やかしてもお前みたいに堕落するだけだ。 」 「うわあ何それ泣いちゃうよ俺」 ギノちゃんを引き合いに出せば1ミリくらいは優しくなるかも、と思って言ってみたが、やはり無駄だったようだ。 縢は小さく溜め息を吐いて肩を竦める。 あの双子は、なんでこうも違うんだろう。 顔だけはそっくりだけど中身は正反対。 ギノちゃんはあーんなに優しいのに、ギノさんはこーんなに厳しい。 だった、のだけれども。 「え………ギ、ギノさん?」 縢のその一言を聞いた瞬間、宜野座監視官の様子は明らかに変わった。 顔からさっと血の気が引いて、表情が消える。 握り締めた拳には脂汗が滲んでいた。 「おい待てノブっ!!!! 」 宜野座執行官も彼の背中を追ってすぐに部屋を飛び出した。 「ちょ、なに、今の…………?」 わけがわからない、という顔で呆然と立ち尽くす縢。 部屋の隅でおろおろと歩き回るばかりの朱。 縢の背中に突き刺さる幾つかの視線。 二人がいなくなった後、残された一係のメンバーの間に気まずい沈黙が舞い降りる。 ぎぎぎぎ、と首を動かして後ろを振り向けば、目が合った六合塚から「バ縢」と一言。 「えっと…もしかして俺、なんかマズいこと言っちゃった?」 ダラダラと汗を流しながら言った縢に「地雷踏んだな」と狡噛。 見兼ねた征陸は、とうとう縢に助け船を出した。 「そうか、縢と嬢ちゃんは知らないんだったな。 」 確かにあれは縢や朱が一係に来る前に起こった事件だ。 二人が知らないのも、まぁ無理はないだろう。 「元はな、昔は伸と同じ監視官だったんだ。 」 公安局のオフィスの一角。 バルコニーの冷たい手すりに寄りかかって、西の空に沈む夕日をじっと眺めていた。 何処か遠い空から聞こえてくる鴉の鳴き声。 夕空の赤と夜闇の黒の美しいコントラスト。 あたたかな夕風が肌に心地良かった。 「……………なぁ、俺がいなかったら、お前は監視官のままでいられたかな」 背後から歩み寄る男の気配を感じて、俺は静かに口を開いた。 「俺がいなかったら、お前は普通の真っ当な人生を送れたのかな」 足音はどんどんこちらに近付いてくる。 まるで、これ以上は言うな、というみたいに。 振り返ると同時に、正面からガバッと元に抱きすくめられた。 「………そんな悲しいこと言うな、ノブ」 俺には今、元がどんな顔をしているのかは分からない。 がっちりと抱き締められていて、この角度からではよく見えないから。 …でも、少し怒っているような気がした。 「ええっ!? ギノちゃんって監視官だったんだ!!?? 」 征陸の告白に、縢は素っ頓狂な声を上げて軽く仰け反った。 その隣で朱も驚いて目を丸くしている。 宜野座執行官はちっともそんな素振りを見せなかったし、特に何も言わなかったから、彼が元監視官だなんて二人とも全く気付かなかったのだ。 「ああ、元は優秀な監視官だったよ……何時も伸と一緒にいて、二人で笑ってて……あの頃は幸せそうだったなあ。 」 征陸はしみじみと昔を懐かしむように目を細める。 朱には信じがたかった。 宜野座くんならともかく、あの宜野座さんが人前で笑うことがあっただなんて。 「でも………じゃあ、一体何が原因で宜野座くんは執行官になったんですか?」 朱の質問に征陸の表情が曇る。 朱としても聞くのは辛いが、一応ある程度の事情は知っておくべきだと思った。 「…二人が監視官になってしばらく経った頃のことだった。 」 征陸の話に縢も朱も熱心に耳を傾けている。 視界の隅で、狡噛がおもむろに煙草に火をつけたのが見えた。 因みに被害者の性別は問わない。 奴は自分の好みのタイプなら誰でも良かったんだ。 捜査は比較的順調に進んでいた。 だが、俺達がついに奴の隠れ家を突き止めて、うろちょろと逃げ回る奴を追いかけている途中で…トラブルがあったんだ。 突然伸が姿を消した。 そして犯人も、だ。 監視官デバイスからの追跡は出来なかった。 伸の監視官デバイスは壊されて、道端に捨てられていたんだ。 嫌な予感がして、俺達は手分けして伸と犯人を捜し回った。 そして最初に伸を見付けたのが元だった。 案の定、伸は犯人に誘拐されて、近くの廃ビルで暴行を加えられていたんだ。 犯人のお眼鏡に適っちまったってワケだ。 元は犯人を殺したよ…ドミネーター以外の手段でな。 犯人が所持していたナイフを奪って滅多刺しにしたんだ。 俺もすぐに後から追い付いたんだが………あの時の元は、とても見ちゃいられなかった。 「…それから元は犯罪係数が悪化して、執行官に降格した。 」 あの時、俺がもっと早く駆け付けていたら。 征陸はそう言って悔しげに目を伏せた。 「そっか……だからギノさん、あんなに……」 悪いことしちゃったな、と縢は何時になく申し訳なさそうに俯く。 朱は二人が飛び出して行った方向にちらりと目を遣った。 あの二人は今頃どうしているだろうか。 「………あの二人、大丈夫でしょうか?」 「大丈夫だよ、あいつらなら」 不安げな朱の声に答えたのは狡噛だった。 彼はキーボードを叩く手を休めて、朱と縢の方に向き直る。 紫煙をくゆらせながら、自信たっぷりにこう続けた。 「あいつらなら大丈夫だ。 二人なら、きっとどんなことでも乗り越えられる……わかるんだ、何となく」 「ノブのいない未来なんて意味がない。 俺にはノブがいなきゃダメなんだ。 」 伸の痩身をしっかりと腕の中に抱き込んでそう語った元の声は、僅かに震えていた。 怒っているのか、それとも泣いているのか…どちらなのかは分からなかったけれど、多分両方なのだろう。 「だから…いない方が良かったなんて、もう絶対に言うな。 」 元は懇願するように言って、伸を抱き締める腕にいっそう力を籠める。 元が抱く思いは伸にも痛い程よくわかるから、その言葉はひしひしと胸にこたえた。 双子だから同じことを考えているのがわかる、わかってしまう。 俺だって、元が自分がいない方が良いなんていったら確実に怒る。 「……………わかった、もう言わないから。 ごめん。 」 こちらも元の背中に腕を回して、普段ダイムにするようによしよしと優しく撫でてやったら、元は明らかにほっと安堵の溜め息を吐いた。 彼はようやく腕の力を緩めて、二人は鼻先が触れ合う程の至近距離で見つめ合う。 伸は潤んだ瞳で元を見上げた。 斜陽に照らされて虹彩が鮮やかな朱色に染まる。 綺麗だな、と元は思った。 「けどな…お前が執行官になったのは、やっぱり俺のせいだと思うんだ。 たとえお前がいいと言っても、俺はきっと、これから先もずっと自分が許せない。 」 あの時…ドミネーターを捨てたのが元自らの意志だったとしても、その原因を作ったのはやはり俺だ。 あんな思いは、もう二度とごめんだ。 「元、俺は……俺はどうすればいい……………?」 伸は縋るような目で元を見つめた。 張り詰めた静寂の中、互いの息遣いがやけに大きく聞こえる。 そのまま暫く無言で向かい合っていたら、やがて元がふっと頬を緩ませた。 「じゃあ、許さなくていいよ」 「えっ?」 元の想定外の答えに伸は大きく目を見開く。 優しい元のことだから、どうせこちらに気を遣って「お前のせいじゃないよ」とか「自分を責めるな」とか言うんだろうと思っていた。 「このまま自分を許さないで、戒めて。 もう二度とあんなことにならないように、俺を傍に置いて、ノブのこと守らせて。 俺が暴走しないように、何時もお前が俺を監視して、縛り付けて、ずっと俺と一緒にいて。 」 彼はそのまま伸の右手を自分の口元まで引き寄せると、その手の甲にちゅ、と軽く口付けて囁いた。 「ちゃんと最後まで責任とって俺を飼って下さい、ご主人様。 」 ニコリと微笑んだ元の笑顔はとても美しくて魅力的だった。 伸は思わずごくりと息を呑む。 「花が綻ぶように」とはこういうのを言うのだろうか。 自分と全く同じ顔なので少し複雑な気分だが… 「全く…注文の多い犬だな、お前は。 」 今が夕方で良かった。 俺の顔が赤いのは、照れているからではなくて、この夕日のせいだということにしておこう。 「いいだろう、死ぬまでお前を飼ってやる。 」 言い終わると同時に、素早く元の首に抱きついて噛み付くようなキスをした。 薄暗い夕暮れのバルコニーの中央、二人分のシルエットが重なり合う。 突然のことに元は驚いたようだったが、すぐに応えるように舌を絡めてきた。 「ふっ……うぁ、は…ぁ……んんんっ…………!」 互いに負けじと歯列をなぞり、唾液を流し込み、イイところを探り合って懸命に口内を犯した。 体が熱くて何も考えられない。 与え合う快感で腰がとろけそうだ。 奪い合うような激しいキスの末、負けたのは伸の方だった。 「…………ぷはっ!」 元の胸を手で押して唇を離すと、彼は手すりを掴んでへなへなと床にしゃがみ込んだ。 彼はぜいぜいと肩で息をしながら口の端を伝う涎を拭う。 「はぁ…はぁっ…い、息が保たない…」 対する元は少しも呼吸が乱れていなかった。 というかむしろ物足りなそうな顔で舌なめずりしている。 そんな超余裕な態度で自分を見下ろす元に、伸は恨めしげに尋ねた。 「なんでお前は何時もそんなにキスが長いんだ……」 「さあ?そういえば兄弟喧嘩で伸に負けたことはないな」 「くっ…………」 「そんなことよりノブ、頼みがあるんだが」 「頼み?」 元は自分も床にしゃがみ込むと、四つん這いなってじりじりと伸に押し迫った。 何となく嫌な予感がして、伸もゆっくりと後退る。 とうとう壁際まで追い詰められた伸が「頼みって何だ」と聞くと、彼は至って真面目な表情で堂々と言い放った。 「ヤらせろ」 「はぁっ!!?? 」 ちょっ、待て!と手足をばたつかせる伸を押さえつけて、元は一つ一つシャツのボタンを外して行く。 顕わになった色白の胸元に吸い付けば、伸は「ひゃっ」と小さく悲鳴を上げた。 「な………バカ、やめろこんなところで!」 「けどノブ、このままじゃ辛いんじゃないか?」 「……そ、それは後で自分で処理するっ」 「でもトイレまで行くの大変だろう?ここで抜いてやるから」 「ばっ…ここでシてて誰か来たらどーするんだ!! 」 ガチャッ 「あっ宜野座さん、こんなところにいたんですかー!探した、ん、で……す……よー……………」 「「あっ」」 おお、何というバッドタイミング! シャツを脱がされ押し倒された宜野座監視官と、彼のスラックスに手を掛けている宜野座執行官。 扉を開けてバルコニーに現れた朱は、この光景を見て思わず絶句した。 「…………………えっと……………至急確認して欲しいことが…あった、んですけど……………書類、ここに置いときますね!」 彼女はなるべく自然な笑みを張り付けて事務的な用件だけ告げると、足元に書類を置いて、振り向きもせずにスタスタと小走りで帰って行った。 「まっ………待て常守!これは誤解だ!! 」 などと宜野座監視官が後ろで意味のない言い訳をしていたが、たぶん朱は全く聞いていなかっただろう。 書類と一緒に「ギノさん元気出して」とマジックで書かれたお菓子の袋が置いてあったことに後で気付いて、彼らは非常に申し訳ない気持ちになったという。 スタスタスタスタ… 狡「おー常守、あの二人どうだった?元気そうだったか?」 朱「ええ、 主に下半身が 元気そうでした」 狡「そうかそれは良かった」 朱「あと狡噛さん、私やっぱりあの二人デキてると思うんですけど」 狡「は?」 [newpage] ~あとがき~ あとがきという名の補足です!本文で説明しなかった部分についてちょこっと・・・ ・縢くんは、宜野座監視官のことは「ギノさん」、宜野座執行官のことは「ギノちゃん」と呼ぶ ・宜野座 弟 が執行官になる事件は標本事件とは特に関係無い。 佐々山が死んだあと~縢が来る前くらいに起こった ・宜野座 弟 は監視官に敬語を使うから宜野座 兄 にも敬語を使うが、二人きりの時はため口で「ノブ」って呼ぶ ・狡噛と宜野座 兄 の出会いについてはサイコパスラジオと同じで呼び名は「ギノ」、宜野座 弟 とは公安局に入ってから出会ったため呼び名は「元」 ・結局双子がバルコニーで致したかどうかはご想像にお任せします 最後のほうの文、書く時間なくて慌てて書いたので酷いことになってますね・・・すみません; 読んでいただいてありがとうございました><.

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狡宜 (こうぎの)とは【ピクシブ百科事典】

狡噛 宜野座 出会い

シリーズが『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』として再始動する話を聞いたときはどう思われました? 関:ようやくそのときが来た、と。 内々ではまだ続くんだという話がまことしやかに流れていました。 人気もありましたし、実現するのではと密かに期待は寄せていましたから。 こんなコンテンツになるとは、最初思っていませんでしたから。 『踊る大捜査線』の本広克行監督が刑事アニメを作ります、というオーディションの要項があって、内容はまだ細かくは書かれていませんでしたが、前時代的な刑事の雰囲気を持ったキャラクターということで、狡噛のオーディションを受けました。 役柄としても、自分の年齢感やキャリアを活かせるようなキャラクターでしたから、大きな出会いだったと思っています。 宜野座には共感しうる場所が結構あります。 十分カッコいいし強いし。 宜野座ってちょっと一生懸命で背伸びしやすいですから、演じている野島くんには無理しないでねって言いたいです。 そのままで良いよって。 狡噛は超越しちゃっているところがあります。 国を相手に自分の思いを遂げてしまったりする。 主人公的な超人として描かれている。 こういう役は、アニメのなかでないとなかなか演じる機会はありあませんから、やりがいがあります。 アニメならでは、声優ならでの楽しみです。 関:内容的に自分の好きな傾向の話でした。 刑事ドラマが好きで、しかもちょっと昭和的な刑事ドラマを見て育ってきた年代です。 『PSYCHO-PASS サイコパス』ってガワはすごく新しい感じがありますが、中は結構昔の刑事物を意識して作られている部分があるみたいです。 そういったバランスが自分にはハマると思いました。 ただ、設定は近未来なので、テクノロジーとかは刑事ドラマの当時にはなかったものが入っています。 そのアンバランス感がとてもおもしろいですね。 驚くようなテクノロジーが満載でした。 関:最近いろいろなニュースを見ていると、このアニメが先取りしていたなあって感じます。 アニメと似たようなシステムが実用化されていますよね。 中国では何万台、何億台って監視カメラが街角にあって、全部わかってしまうんです。 ロシアでは犯罪を起こしそうな人を検出できる装置が出たそうです。 本当に犯罪を起こす人でなくては反応しなくて、俳優が殺意を追ったお芝居をしても無反応だとか。 もうサイコパスですよね。 凄いなあ。 思っただけで忠告されてしまうんですから怖いです。 劇場版ではSEAUnで反体制勢力の戦術顧問という立場で朱と再会します。 関:第2期の狡噛は朱ちゃんの幻想で、その頃の狡噛はどこかでゲリラ活動をしています。 最初のシーズンで槙島聖護(狡噛の部下が殺害された事件の黒幕)を倒したあと、狡噛のターンはいったん終了となって、後輩と世の中を客観的に見ているという雰囲気でした。 今回の『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』で久しぶりに、立ち止まっていたところから歩み出す狡噛を感じられました。 『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case. 3 恩讐の彼方に__ 』で主役となります。 劇場版での事件後、南アジアの小国でゲリラに襲われた難民バスを救った狡噛が、生き残ったテンジンという少女から敵討ちのために戦い方を教えて欲しいと頼まれる話だと聞いています。 関:そうですね、潜伏しているときに、女の子が敵討ちをしたいというのでレクチャーを頼んでくるんです。 先生になってくださいと。 狡噛はまだ引退はしていないんですが、どこか達観した感じでいます。 僕もまだ完成版を観ていないのですが…塩谷直義監督はCase. 1とCase. 2の出来はもちろんだけど、Case. 3の出来が著しく良いとおっしゃっていましたから、期待感は高まっています。 関係は深いのでしょうか? 関:この物語の中で重要な役割として出てきます。 サブタイトルにもなっていますし、古い作品ですがなんとなく頭に入れて見ていただけると、内容とも合致して楽しみやすいんじゃないでしょうか。 自分もざっと読みました。 役割が重なるような部分があるのでしょうか? 関:どうなんでしょう。 それぞれの立場を皆に重ねているところがありますね。 狡噛も、第1期は部下の復讐を願っているところから始まっています。 すべてのキャラクターを通して狡噛の人生に当てはまっていくと思います。 人生を書物から学べる部分は学べ、紙の本を読もうというところはあります。 単純に「恩讐の彼方に」という本を通して少女に何か伝えたかった部分もあったのかもしれません。 関:いいですねえ。 関:自分も経験した、盲目になって敵を討った後の去来する感情みたいなものを踏まえ、少女にそれを感じさせて、同じ様な過ちを犯さないよう接していくのだけれど……といった感じでしょうか。 狡噛自身、日本のシビュラシステムから逃亡せざるをえなくなって、自分の時間が止まっていたところがありました。 少女と会って、彼女の復讐を通して彼の時間も動き出す。 彼が助けるような描かれ方ですが、彼自身も少女やフレデリカ(Case. 2で登場する女性キャラクター)に背中を押してもらっているような一面もあると思います。 『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case. 1とCase. 2をご覧になられての印象はいかがでしたか? 関:もともとおもしろい作品ですが、さらにおもしろかった。 この手の作品は、絵が綺麗なことがとても大事なので、そこは十二分にクリアしています。 過去2作に登場してきたキャラクターが、作中での生死に関わらず、舞台として捉えられている時間軸に上手に選択されて登場してきます。 本当によく構成されている3本になっているんじゃないでしょうか。 Case. 1の宜野座はお父さんと狡噛の良いところ取りですよね。 格好もトレンチコートを着ていて往年のお父さんみたいで。 1で執行官、Case. 2では以前の監視官役で登場します。 Case. 2では執行官時代の狡噛も登場して大活躍を見せます。 関:おもしろいですよね。 マンガってキャラクターが足踏みをして年を取らないパターンも多いですが、この作品はキャラクターが成長して、立場が変わっていく。 そうした作品は多くはないので楽しいです。 Case. 2の狡噛は昔を思い出して演じさせてもらいました。 今の狡噛も演じて楽しいんですけど、もともとは刑事ドラマ的なチームワークで事件を解決していく展開が、手短ではありますがしっかり描かれていた作品です。 本来の事件捜査という楽しみがありました。 Case. 3では格闘シーンもあって、ダイナミックに描かれていて見どころのひとつではありますが、狡噛がどう生きていくかに目が向けられているので、哲学している部分も見どころのひとつだと思います。 関:僕もファンのひとりという側面もあって待っていました。 皆さんの期待を120パーセント越える仕上がりで、期待を裏切らない3部作になっていると思います。 「2019年は『PSYCHO-PASS サイコパス』に浸っていただいて、応援してくださいね!」って言いたいです。 『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case. 1 罪と罰 』のレビューは。 1)、深見真(Case. G 制作:サイコパス製作委員会 配給:東宝映像事業部 C サイコパス製作委員会.

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