らくだ の こぶ。 ひとこぶラクダとふたこぶラクダの違いは? ラクダに乗れる場所は?

らくだこぶ書房21世紀古書目録 (ちくま文庫)

らくだ の こぶ

分類 [ ] フタコブラクダは古くから家畜種 Camelus bactrianus , が知られていた。 後半に、の探検家(プルツェワルスキー)が中央アジアで野生の個体群を発見し、 Camelus ferus Przhewalski, と命名した。 この二つは最近まではどちらも Camelus bactrianus に含まれていたが、には、 C. ferus を保全名とし、より古い C. bactrianus に対して有効であるとの裁定を下した。 これは野生種と家畜種とを同種として扱う場合には C. ferus としなければならないことを示しており、においては C. bactrianus は C. ferus のとして扱われている。 その後、 C. bactrianus と C. ferus は、近縁ではあるが別種としてみなされている。 それぞれのフタコブラクダを和名でどう呼ぶのかは未定である。 体の構造 [ ] ヒトコブラクダのコブの中身(脂肪)。 の展示。 背中のコブの中にはが入っており、エネルギーを蓄えるだけでなく、断熱材として働き、をほとんどかかないラクダの体温が日射によって上昇し過ぎるのを防ぐ役割もある。 いわば、皮下脂肪がほとんど背中に集中したような構造であり、日射による背中からの熱の流入を妨げつつ、背中以外の体表からの放熱を促す。 「コブの中に水が入っている」というのは、長期間乾燥に耐えることから誤って伝えられたに過ぎない。 ただし、水を一度に80リットル程度摂取することが可能である。 出生時にコブは無く、背中の将来こぶになる部分は皮膚がたるんでいる。 つまり脂肪を蓄える袋だけがある状態で生まれてくる。 ラクダは砂漠のような乾燥した環境に適応しており、水を飲まずに数日間は耐えることができる。 砂塵を避けるため、鼻の穴を閉じることができ、目は長い睫毛()で保護されている。 哺乳類には珍しくを完全な形で備えている。 また、の進行した地域における河川の水などの非常に高い水でも飲むことができる。 さらにと呼ばれる皮膚が分厚く角質化した箇所が左右の前脚の付け根、後脚の、胸の5か所にある。 胼胝は断熱性に優れ、ここを接地して座れば高温に熱された地面の影響を受けることなく休むことが出来る。 Wild Bactrian camel は、他のラクダ類も耐えられない、海水よりも塩分の強い水を水分として確保できる唯一の哺乳類である。 他の偶蹄目の動物と同様、ラクダは(交互に同じ側面の前後肢を出して歩く)をする。 しかし、偶蹄目の特徴が必ずしも全て当てはまるわけではなく、偶蹄目の他の動物などのように、胴と大腿部の間に皮が張られてはいない。 また、同様に反芻を行うウシ亜目(反芻亜目)は4室のをもつが、ラクダには第3の胃と第4の胃の区別がほとんどない。 従来ラクダ科を含むは反芻をしないと反芻するの中間に置かれていた。 しかし解析による分析では、ラクダ亜目は偶蹄目の中でもかなり早い時期にイノシシ亜目とウシ亜目の共通祖先と分岐しており、同じように反芻をするや、などは、ラクダ科よりもむしろや、の方に近縁であることが明らかになっている。 ラクダの(ひづめ)は小さく、指は2本で、5本あったうちの中指と薬指が残ったものである。 退化した蹄に代わり、脚の裏は皮膚組織が膨らんでクッション状に発達している。 これは歩行時に地面に対する圧力を分散させて、脚が砂にめり込まないようにするための構造で、雪上靴やと同じ役割を持つ。 砂地においては、蹄よりもこちらの構造が適しているのである。 酷暑・乾燥に耐える生理機構 [ ] ラクダの酷暑や乾燥に対する強い耐久力については様々に言われてきた。 特に、長期間にわたって水を飲まずに行動できる点については昔から驚異の的であり、「背中のコブに水を蓄えている」という思い込みもそこから出たものである。 体内に水を貯蔵する特別な袋があるとも、胃に蓄えているのだとも考えられたが、いずれも研究の結果否定された。 実際には、ラクダは血液中に水分を蓄えていることがわかっている。 ラクダは一度に80リットル、最高で136リットルもの水を飲むが、その水は血液中に吸収され、大量の水分を含んだ血液が循環する。 ラクダ以外の哺乳類では、血液中に水分が多すぎるとその水が中に浸透し、その圧力で赤血球が破裂してしまう()が、ラクダでは水分を吸収して2倍にも膨れ上がっても破裂しない。 また、水の摂取しにくい環境では、通常は34-38度のを40度くらいに上げて、極力水分の排泄を防ぐ。 もちろん尿の量も最小限にするため、濃度がかなり高い。 また、人間の場合は体重の1割程度の水が失われると生命に危険が及ぶが、ラクダは4割が失われても生命を維持できる。 そのかわり、渇いた時には一気に大量の水を飲むので、ラクダの群れに水を与えるには非常に大量の水を必要とすることとなる。 Ferus種は、海水よりも塩分の強い水を補給する事のできる唯一の哺乳類だとされている。 一方で、ラクダは湿潤環境には弱い。 ラクダは湿潤環境に多く発生する疫病に対して抵抗力がない。 また、足がを移動するようにできておらず、足を傷めることが多い。 においてはが最も砂漠に近くなるニジェール川大湾曲部のあたりが南限であり、これ以南では荷役動物がへと変わる。 牧畜 [ ] ラクダは乾燥地帯において主に飼育される家畜の一つである。 もっとも、においてラクダのみを飼育することは非常に少なく、や、などといった乾燥地域にやや適応した他の家畜と組み合わせて飼育されることが一般的である。 これは、飢饉や疫病などによって所有する家畜が大打撃を受けた時のリスク軽減のためである。 また、ラクダは繁殖が遅く増やすのが難しい。 オスは6歳にならないとが可能とならず、は年に1回しかない。 メスも他の家畜と比較して成熟に多くの時間が必要であり、妊娠期間は12ヶ月近くに及ぶ。 反面、寿命は約30年と長く、乾燥に強いためにの際にも他の家畜に比べて打撃を受けにくい。 このため、ヒツジやヤギが可処分所得として短期取引用に使用されるのに対し、ラクダは備蓄として、長期の資産形成のため飼養される。 一方、ラクダとヤギやウシを同じ群れとして放牧すると食物を巡って争いを起こしやすいため、ラクダの群れはほかの動物と分けて放牧するのが通例である。 野生における個体群 [ ] ラクダ科の祖先はもともとで進化したものであり、200万年から300万年前に陸橋化していた()を通ってへと移動し、ここで現在のラクダへと進化した。 北アメリカ大陸のラクダ科は絶滅したが、を通ってへと移動したグループは生き残り、現在でもや、、の近縁4種が生き残っている。 ヒトコブラクダとフタコブラクダの家畜化はおそらくそれぞれ独立に行われたと考えられている。 ヒトコブラクダが家畜化された年代については紀元前2000年以前、紀元前4000年、紀元前1300 - 1400年などの諸説がある。 おそらくはで行われ、そこから、などへと広がった。 フタコブラクダはおそらく紀元前2500年頃、北部から南西部にかけての地域で家畜化され、そこから、、中国へと広がったものと推測されている。 ヒトコブラクダ [ ] ヒトコブラクダの個体群はほぼ完全に家畜個体群に飲み込まれたため、野生個体群は絶滅した。 ただ、辛うじてで二次的に野生化した個体群から、野生のヒトコブラクダの生態のありさまを垣間見ることができる。 また、2001年には中国の奥地にて1000頭のヒトコブラクダ野生個体群が発見された。 塩水とアルカリ土壌に棲息していること以外の詳細は不明で、遺伝子解析などは調査中である。 この個体群についても、二次的に野生化したものと推測されている。 したがって、純粋な意味での野生のヒトコブラクダは絶滅した、という見解は崩されずにいる。 フタコブラクダ [ ] 野生のフタコブラクダの個体数は、世界中で約1000頭しかいないとされている。 このため、野生のフタコブラクダはに、(IUCN)によってに指定され、に掲載されている。 ヒトコブラクダとフタコブラクダの生息域は一部では重なり合うものの、基本的には違う地域に生息している。 ヒトコブラクダは原産であり、現在でもインドや流域から西の、イランなどの西アジア全域、、北アフリカ、東アフリカを中心に分布している。 中でも、特に地域では現在でも遊牧生活においてラクダが重要な役割を果たしており、世界最大のラクダ飼育地域となっている。 世界で最大のラクダ飼育頭数を誇る や、においてラクダは現在でも乳、肉、移動手段を提供し続けている。 フタコブラクダのほうは中央アジア原産であり、以東、イランや沿岸、中央アジア、や付近にまで生息している。 家畜として飼育する場合は通常どちらかの種しか飼育しないが、両種の雑種は大型となるため荷役用として価値が高く、中央アジアでは両種をともに飼育して常に雑種を生み出し続けるようにしていた(後述)。 また、ヒトコブラクダは砂漠の広がるオーストラリアに人為的に持ち込まれ、現在では野生化して繁殖している。 植民地としてオーストラリア内陸への入植を進めたイギリスが、同じく英領であったインドや、その北隣のから、約2万頭のラクダと約2000人のラクダ使いがやって来た。 でとが普及し、ラクダの必要性が低下した。 当局から殺処分を求められたラクダ使いは、ラクダを野に放った。 こうして、ラクダの個体群は19世紀から20世紀にかけて持ち込まれたものが野生化した。 オーストラリア中央部の砂漠地帯にかつては約70万頭が生息していた。 この野生ラクダはオーストラリアで盛んなの牧畜用の資源を荒らすため、オーストラリア政府は10万頭以上を駆除している. その結果、2018年時点で約30万頭が残っている。 一方で、輸送用ではなくラクダ乳を入手を目的とした牧場も運営されている (「」も参照)。 年齢 [ ] ヒトコブラクダは歯を見ることで年齢を知ることが出来る。 生まれた時は22本のがあり、加齢と共に歯が生え変わり、7歳で34本のに生え変わる。 このため、古くからラクダを取引するアラブ商人たちはラクダの歯の生え方で値段を決めていた。 また、地方によっては歯の生え方で呼び方を変えることもあり、販売価格などと密接に関係している。 ラクダの平均寿命は25歳前後だが、では古くからラクダの寿命は33年3ヶ月と3日と言われてきた。 は1年が11日ほど短いため33年3ヶ月と3日で季節が33回変わり、の33年に相当する。 ラクダの年齢は歯が一組変わるごとに1歳加齢される独特の年齢加算法を用いる場合があるので、実際の年齢とラクダ商人が数える年齢が一致しないことがある。 1歳 上顎両側に4本のと下顎両側に3本の臼歯 2-3歳 上顎両側に5本の臼歯と下顎両側に3本の臼歯 4歳半 糸切歯が生え始める。 5歳 上顎両側の乳歯1本が2本の永久歯に生え変わり、下顎両側に1本の臼歯が乳歯から永久歯に生え変る。 アラブ社会では古くから、上顎両側に6本の奥歯があるラクダを砂漠の横断が可能な大人のラクダとしていた。 5歳半 2本目の糸切歯が生え始める。 6歳 上顎にも糸切歯とが生える。 7歳 全ての歯が乳歯から永久歯に変わる。 10歳以上 永久歯の磨り減り具合で判断する。 歯の磨り減り方は生活環境によって異なるため、必ずしも実際の年齢とは一致しないが、アラブ社会では古くからラクダの年齢を知る方法として用いられてきた。 歯が磨り減ってしまうと通常の餌が食べられなくなるため、近代以前は寿命とされてきた。 雑種 [ ]• …ヒトコブラクダとフタコブラクダの間にはができ、では(bukht)と呼ばれる。 雑種の瘤は一つで、どちらの種よりも体格で勝るためとして重用される。 …ヒトコブラクダととの間に人工的に作られた種間雑種 人間との関わり [ ] ラクダを最初に家畜化したのはのではないかと考えられている。 アラム人はヒトコブラクダを放牧する、あるいはラクダを荷物運搬に使ってを組む通商民として歴史に登場した。 砂漠を越えることは他の使役動物ではほぼ不可能であるため、ラクダを使用することによって初めて砂漠を横断する通商路が使用可能となった。 やがて交易ルートは東へと延びていき、それに伴ってラクダも東方へと生息域を広げていった。 の3つの道のうち、最も距離が短くよく利用された・ルートは、ラクダの利用があって初めて開拓しえたルートである。 シルクロードを越えるは何十頭ものラクダによって構成され、までの間はの陸路を使う東西交易の主力となっていた。 においては、それまで主な使役動物であったに代わって頃に東方からラクダがもたらされることで 初めてサハラを縦断する交易ルートの開設が可能となり、がスタートした。 また、ラクダは湿潤地帯で荷役を行わせることは困難であるため、砂漠と地帯の境界に近いニジェール川大湾曲部のなどはラクダとニジェール川やロバとの荷の積み替え地点として栄えた。 歴史学者のリチャード・ブリエットは別のストーリーとして、紀元前3000年頃、アフリカから中央アジアにかけてラクダを捕食対象としていた民のうち、南部沿岸(今日の周辺)地域のグループが最初にヒトコブラクダを馴化させたと主張している。 最初の利用目的は乳の採取だったといい、牧草地を求めてを始めたことからとしての利用に発展したという。 ブリエットによれば、フタコブラクダの家畜化は紀元前2500年頃、イランとの間の地域で生活していた遊牧民によって行われ、その手法が中央アジアを経てに広がったという。 の戦勝記念に描かれたに現れるラクダの多くは荷車を牽いている。 乗用 [ ] で活動するの隊員(2005年) ラクダと人類とのかかわりにおいて、最も重要なものは乗用利用である。 ラクダは「砂漠の舟」とも呼ばれ、他の使役動物では越えることのできない乾燥地域を越える場合にはほぼ唯一の輸送手段となっていた。 特に利用されていたのは砂漠の多いアラブ世界であり、20世紀後半に自動車が普及するまで重要な移動手段であった。 前述のように側対歩で歩行するラクダは歩行時に身体が大きく左右に揺れる。 このため慣れない者がラクダに乗る場合、ならぬラクダ酔いを起こすことがある。 初期のラクダのはコブの後部に置かれたマットを前方に伸ばした帯でコブに固定したもので、主に荷役用として使われた。 やがて騎乗を目的としたコブの前に乗せる馬蹄形の鞍が現れたが、初期の騎乗用の鞍はぐらつきが大きく戦闘には向かなかった。 アラビアでは紀元前500年ごろ以降に、コブではなくに負荷をかける設計の鞍が現れたことによって騎乗戦闘が可能となり、紀元前2世紀頃には遊牧民と商業国家のパワーバランスを変えるなど、社会に変革をもたらすほどの影響を与えるようになった。 現代においてはほとんどが自動車に取って代わられたものの、北部のから南のトンブクトゥへとの板を運ぶキャラバンなどは現在でもラクダが使用され、2000頭から3000頭ものラクダのキャラバンが10月から5月までの涼しい時期に1か月以上かけて両地を往復する。 また砂漠地帯で長時間行動できるため、古くからとして軍事利用され、現代でも軍隊やゲリラのがラクダを使用することがある。 現代ではインドとの2か国が純軍事的にラクダ部隊を保有しており、2007年には、のに対し、インド政府がラクダ部隊を派遣すると報道された。 食用 [ ] ラクダの肉は食用とされ、また乳用としても利用される。 血液をとすると以外は、生き血を飲むこともある。 また、ユダヤ教徒はラクダはではないため食べることはできない(後述)。 食用としてのラクダ利用において最も重要なものはラクダ乳の利用である。 イスラム圏において古来乳用動物として飼育されてきたものはラクダ、、であるが、ラクダはヒツジやヤギに比べて授乳期間が長い(約13か月)上に乳生産量も一日5リットル以上と非常に多かったため、砂漠地帯の遊牧民の主食とされてきた。 アラブにおいては、ヒツジやヤギの乳搾りが女性の仕事とされたのに対し、ラクダの乳搾りは男性の仕事とされてきた。 ラクダ乳は主にそのまま飲用されたが、発酵させて酸乳()とすることもおこなわれた。 ラクダ乳はウシやヒツジ、ヤギの乳と脂肪の構造が異なり、脂肪を分離することがやや困難である。 さらにヤギやヒツジの乳のほうが脂肪の含有量も多いため、やといったは主にヒツジやヤギから作られていた。 しかし、ラクダ乳からバターやチーズを作ることも歩留まりが悪い上に技術も必要だが可能であり、その希少性ゆえに高級品として高く評価されていた。 近年、栄養価の高いラクダ乳は見直される傾向にあり、ヨーグルトやなどのラクダミルク製品を製造する会社も設立されている。 アラブ首長国連邦のでもラクダミルク製品の開発が進められており、ラクダチーズやラクダミルクチョコレートをはじめとする製品の世界各地への売り込みを図っている。 でも、を中心にラクダの飼育とラクダミルクの商品化が行われ、米国を中心にラクダミルクを取り扱う店が現れ始めている。 2018年では、ミルクの9割がアフリカと中東で生産されており、その他の地域では価格が高騰してしまうが、米国やアジアでも需要が増加している。 19世紀に乗り物としてラクダがオーストラリアに輸入され、自動車の登場によって放置されて野生化。 2018年までにはこれを捕獲してラクダミルクを製造する企業が現れ、飼育数が増加すればオーストラリアの生産でも価格が安くなり、に輸出し始めている。 ドバイの企業は、2018年にラクダミルクの粉ミルクの開発を発表し、で発売されることになる。 ラクダの肉は食用とされるが、再生産が可能であり生産量も多いラクダの乳に比べると二義的なものとなる。 若いラクダの肉は美味とされることもあるが、年老いて繁殖や乳生産のできなくなったラクダが食肉用に回されることが多く、そのため評価は一般に高くない。 ではラクダ肉は食肉として一番安く、には食肉用と荷役用のラクダ市がそれぞれ立つ。 7歳から9歳程度のラクダが主に食用とされるものの、脂分が非常に多く味が悪いため人気がない。 近年のにおいて駱駝の瘤は ・駝峯 驼峰・驼峯、トゥオフォン と呼ばれ、八珍の一つとして珍重される食材である。 繊維はあるものの脂肪の塊なので、味付けが重要な食材だが、味が付きにくいという欠点があり、上手に調理するにはある程度の技法が必要である。 また、ラクダの足も駝掌と称して食用とされる。 宗教上の禁忌 [ ] ではラクダはとされているため、イスラム教徒はラクダの肉や乳を食べることができる。 しかし、いくつかのイスラムの学派においてはラクダは不純物の量が多いとされ、そのため食した後に一部(Wudhu)をすべきと定めている学派もある。 また、同様の理由でラクダがうずくまっていた、あるいは座っていた場所はの場所であるとして、その場所でのをであるとして禁じている学派もある. ユダヤ教においては、ラクダはではないとして食用とすることはできない。 これは、ラクダはコーシャーであるの条件のうち一つしか満たしていないとされているためである。 コーシャーの条件はをしが分かれているものに限られるが、ラクダは生物学的には蹄が分かれ、反芻をするものの、外見上蹄が毛に覆われて分かれているように見えないためカーシェールからはずされている。 これはレビ記11章にしるされている。 皮革・その他 [ ] 皮はなめして用いられ、毛は織物、縄、絵筆などに利用される。 古くから利用されており、『』によればはラクダの皮で作った服を着ていたとされる。 日本でも「らくだの」と親しまれている下着は、ラクダの毛を利用したものではなくであることを根拠としている品がある。 にもなっている。 特に寒冷な中央アジアのフタコブラクダの毛は織物の素材として優秀である。 木材が貴重品である乾燥地帯において、かつてはラクダのが貴重な燃料でもあった。 ラクダレース [ ] ラクダを飼育するの諸国においては、ヒトコブラクダのレースである(けいだ)が盛んに行われている。 特になどの諸国においては非常に盛んであり、のように、性別・年齢別でレースが行われる。 レース距離は5-10kmと、競馬に比べると長距離である。 遊牧民の流れをくむにおいてはラクダレースは最も格の高いスポーツであり、首長一族も観覧に訪れ、勝ったラクダの所有者には名誉が与えられる。 においては冬季である1月から3月にかけてラクダレースが盛んに開催され、地元民のみならず観光客も多く訪れる人気のイベントとなっている。 また、においては首都で以来一年に一度大ラクダレースが行われている。 ラクダは全力疾走させるのに馬ほど技術が必要でないため、ラクダレースの騎手は近隣諸国からやってきた子供が務めることも多かったが、欧米の人権団体の非難によって騎手に年齢制限が設けられ、こうした光景は姿を消した。 また、やアラブ首長国連邦などにおいては、騎手をに置き換えたレースも行われるようになってきている。 ラクダ相撲 [ ] 詳細は「」を参照 また、ラクダ同士を戦わせる競技の存在もある(ラクダ相撲)。 この競技は、主にで行われる。 また、アフガニスタンでは、闘ラクダはの伝統行事の一つとなっている。 観光 [ ] ラクダは砂漠のイメージと固く結びついており、砂漠の観光名所には観光客を乗せるためのラクダがいるところも多い。 の首都にはやへ向かう観光客相手のラクダ屋が多い。 これはラクダの生息域だけの話ではなく、ラクダの生息していないのなどでも観光客をラクダに載せるビジネスは行われている。 また、日本のは砂漠ではないが、砂漠のない日本において砂漠を連想させる光景であるため、やはりラクダがいて観光客が乗ることができる。 文化 [ ] 成立以前の中東では矢を使った籤で異なる大きさのラクダ肉の配分を決める賭博(賭矢、マイスィル)が盛んに行われていたが 、で禁止されると行われなくなった。 のである(犠牲祭)においては動物を犠牲に捧げ神への感謝を行う。 犠牲とされる動物の中で最も価値が高いものはラクダだとされている。 は「金持ちがに入るよりも、ラクダが針の穴を通る方がまだ易しい」として金持ちを戒めた(、マタイ19:24、10:25、18:24)。 では、「ラクダ」と「ロープ」が同音語なので、福音書がで書かれる時、「ロープ」を「ラクダ」と誤訳したという説がある [ ]。 一方で、当時は「ラクダ」が大きな物の喩えとして用いられており、誤訳ではないという説もある。 のでは、粘液質の人間の気質は「情緒が弱く鈍感だが、一旦事を始めると粘り強く耐久力がある」と考えられていた。 ラクダはがない無胆嚢動物であることから、黒胆汁を持たない粘液質の気質を持つ動物である、という民俗概念がある。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• Burger, P. ; Silbermayr, K. ; Charruau, P. ; Lipp, L. ; Dulamtseren, E. ; Yadmasuren, A. ; Walzer, C.. 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These are the places of Satan. He was asked about saying prayer in the sheepfolds. He replied: You may offer prayer in such places; these are the places of blessing. 『ラクダの文化誌 アラブ家畜文化考』p8 堀内勝 1986年3月25日初版第1刷• Heinemann, Moshe. Kashrus Kurrents. Star-K. 2015年10月1日時点のよりアーカイブ。 2012年12月7日閲覧。 『アラブ首長国連邦(UAE)を知るための60章』pp88-89 細井長編著 明石書店 2011年3月18日初版第1刷発行• AFPBB News. 2010年2月12日. 2013年2月12日閲覧。 Christie-Miller, Alexander 2011年1月27日. EurasiaNet. 2011年2月17日閲覧。 News. 2011年3月25日. 2015年1月3日閲覧。 『アフリカを食べる』pp209-210 松本仁一 朝日新聞社 1998年8月1日第1刷発行• AFPBB NEWS. 2012年7月1日. 2015年1月3日閲覧。 公益社団法人 鳥取県観光連盟. 2018年7月26日時点のよりアーカイブ。 2019年3月16日閲覧。 10 月版• 坂本勉『イスラーム巡礼』p50 岩波新書、2000• , pp. 110-111. 参考文献 [ ]• ブライアン・フェイガン『人類と家畜の世界史』東郷えりか訳、河出書房新社、2016年。 堀内勝「アラブ世界のラクダ乳文化」『乳利用の民族誌』雪印乳業株式会社健康生活研究所、石毛直道・和仁皓明編著、中央法規出版、1992年3月。 『ラクダの跡:アラブ基層文化を求めて』第三書館、2015年。 『ケンブリッジ世界の食物史大百科事典』2、Kenneth F. Kiple, Kriemhild Conee Ornelas、石毛直道ほか監訳、朝倉書店、2004年9月。 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 ラクダに関連する および があります。 ウィキスピーシーズに に関する情報があります。 に関連の辞書項目があります。

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と言えば、背中にある「こぶ」が特徴的ですよね。 そのこぶの中身は何なのか知っていますか? 先に結論を言ってしまうと、のこぶには「脂肪」が入っているんです。 にはこぶがあるから、過酷な環境下である砂漠でも生きられるんですよ。 今回はそんなの秘密に迫ってみましょう! ラクダとは? といえば砂漠にいるが強いですよね。 はウシ目・科・属の動物で、砂漠など乾燥地帯に最も適した家畜です。 全3種 は1つのコブを持った「ヒトクダ」と、2つのコブを持った「フクダ」がいます。 クダは原産で、フクダは原産。 そしてフクダの中に野生種と家畜種の2種類がいるので、全部で3種類のが現存していますよ。 ちなみに世界では約1,400万頭生息しており、そのうち90%はヒトクダで、フクダは10%程度しかいないのです。 特徴 は乾燥地帯で飼育される家畜の一種で、羊、ヤギ、牛など他の家畜と組み合わせて飼育されるのが一般的です。 しかし、とヤギ、牛を同じ群れで放牧させると食べ物をめぐって争いを起こしやすいため、の群れは他の動物とは分けて放牧させます。 また、の雄は6歳にならないと交尾ができず、発情期は年に1回しかありません。 そのため繁殖が遅く、増やすのは難しいといわれています。 ただ寿命は他の家畜と比べても約30年と長く、乾燥に強いので干ばつが起こっても他の家畜に比べてを受けにくいです。 は備蓄として、長期の資産形成のために飼育されることが多いです。 生息域 は砂漠のように乾燥した環境に適応しているため、主に砂漠地帯に多く生息しています。 唯一の野生種であるフクダの野生種は、中国北西部及びに1,000頭ほどが生息しています。 家畜種に関してはより広い地域で生息しており、主に中央・に生息しています。 クダについてはほぼ全数が家畜として生息しており、その生息域は・・に生息していますが、一部野生化した(特に)が問題になっています。 湿潤環境には弱く、湿潤環境に多く発生する疫病に対しての抵抗力を持っていません。 また、脚が湿地帯を移動するようにできていないため、脚を傷めてしまうのです。 ラクダのこぶ の特徴と言えば、背中にある大ぶですよね。 ここからは、のこぶの中についてご紹介します。 こぶの中身 のこぶの中身は「脂肪」です。 その量は40~50kgにも及び、を蓄えるだけではなく、断熱材として働きます。 汗をほとんどかかないはこの背中の脂肪を断熱材代わりに使い、日射によって上昇しすぎる体温を防ぎます。 の皮下脂肪はほとんど背中に集中したような構造になっているのです。 水が入っているという噂 のこぶは貯水タンクで、ここに水が蓄えられているから砂漠でもことができるという話を聞いたことがある人もいるでしょう。 しの噂は迷信であり、実際こぶに水は入っていません。 砂漠でのラクダはすごい! は過酷な環境下である砂漠でことができます。 それはの体には、様々な秘密があるからなんです。 この項目では砂漠で生活できるの生態についてまとめてみましょう。 一気に飲める水の量が凄い! には水がほとんど存在しません。 そのためを見つけられないと、何日も水を飲めないという場合が多いのです。 しかし、そんな砂漠地帯でもは生きていくことができるのはなぜでしょうか?それは、一気にの量が多いからなのです。 なんと、は一度に70~80もの水を飲むことができます。 量ですよね。 本気を出せば~を飲むことができる一気飲みの天才なんです。 しかも血中に水分貯蔵 一気に飲んだ水を体内に蓄えることができます。 は大量の水分をこぶではなく、血液の中に蓄えているのです。 何日も水を飲まなくても、血液に貯め込んでいる水を吸収することで生きています。 また、はできるだけ水分を体外に出さないために、尿の濃度が非常に濃くなっています。 1週間飲まず食わずでも平気 のこぶには良質な脂肪がたくさん蓄えられているので、食糧がない時にはこぶに貯めてある脂肪をに変換して生活しています。 草が1本も生えていない砂漠であっても、1週間程度であれば飲まず食わずでも生き続けられるのです。 長期間食事を取らない状態が続くと、背中のこぶは徐々に小さくなっていくそうですよ。 体温調節が凄い! の体温は34~40度で、かなりの幅で体温調節が可能です。 水を補給しづらい環境では体温を上げることで体内の水分を逃さないようにします。 また、体温は変動しても、脳内の温度は常に一定に保たれているんですよ。 鼻が凄い! は鼻の穴を閉じることができます。 鼻の穴を閉じることで、砂漠の砂が鼻の中に入らないようにしたり、呼吸をすることで鼻から外に出る水蒸気の量を抑え、体内に水分を保ったりします。 ラクダは足が速い! は歩くが強く、鈍そうに思われますが、実は足がとても速いんです。 なんと、最高時速65㎞くらいで走ることができます。 並みの速さで走れるとは驚きですよね。 競馬じゃなくて競駝 やでは競馬ではなく、が行われています。 は「競駝(けいだ)」と呼ばれており、は10km程度の砂漠を周回して順位を競います。 はスタミナもも兼ね備えたアスリートなんですよ。 まとめ の背中にはこぶがあります。 このこぶには水分ではなく「脂肪」が蓄えられており、食べることができない場合にはこぶに蓄えた脂肪をにして生きていきます。 または一度に大量の水を飲むことができ、体内では血液中に水分をため込むことで水分が少ない砂漠でも生活することができます。 このようには砂漠で生きていけるように、他の動物とは異なる特徴をたくさん持っているんです。 関連ニュース•

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らくだのこぶには水が入ってるは嘘!?何が入ってるの?

らくだ の こぶ

写真はイメージです。 2020年7月1日から、小売業におけるレジ袋有料化が義務付けられます。 有料化について、何か専門的なコラムでも書こうかと息巻いていましたが、100文字程度で行き詰まったので、身の丈に合った「包装 梱包 の昔話」と個人的な取り組みを書いてみます。 結局のところは単なるゴミ 現在のスーパーマーケット店頭には、使用済みトレーや牛乳パックのほか、ペットボトルの回収ボックスが設置されています。 企業によっては使用済みのレジ袋も回収しており、一見するとエコな対応にも見えます。 「資源回収」や「リサイクル」と言えば聞こえも良いですが、結局のところは単なるゴミであり、その回収作業たるや膨大な労力であろうと感じるわけです。 以前、某パッケージ工場で責任者の衝撃発言?に昇天したことがありまして、 「我々はゴミを作っているのですよ」 「消費者の手に渡った時点で、包装 梱包 の役目は終わります」 「ただ、この包装 梱包 が無ければ、流通もおろか、消費者の手には届きません」 消費者から見ると、包装 梱包 は単なるゴミでしかありませんが、至るまでには一定の役割はあったわけだと。 もっとも、いくら役割があると言っても、やはり過剰包装だろうと突っ込まれるのかもしれませんが、トレー 包装 を用いることによって鮮度維持や流通に大きな変化をもたらしたことも事実。 半世紀前とは比較にならないほど、食卓には高鮮度の食品と、多彩な食材が並ぶようになりました。 さらに近年では、鮮度維持が良好な簡易包装も開発されていますが、包装 梱包 はいつ頃から変化していったのでしょう。 豆腐の鍋と買い物かご 地域や業種によって時期は異なるようですが、食料品で見ればスーパーマーケット業態が地方に浸透し始めた、1970年代の昭和中期頃と見ることもできるかと。 それ以前は、豆腐は豆腐屋まで鍋をもって買いに行くなど、買い物の際には自前の容器を持参するのが当然のようでした。 スーパーマーケットの先駆けともいえる「よろずや」での買い物は、買い物かごを持参し、お肉やお魚、コロッケなどは「経木 きょうぎ 」と呼ばれる材木を薄く切った紙状の素材に包んで、油性ペンで値段を書いていたようで、レジは当然手打ち。 牛乳やヨーグルトは瓶詰であり、ジュースも瓶詰や缶も主流で、瓶のふた 王冠 おうかん を集めて、景品をもえらえる楽しみもありました。 その代替えとなる、ペットボトルの誕生はもう少し後になり、1980年代の昭和後期だったようです。 ペットボトルの流通が始まる頃には、ペットボトルのゴミ問題が指摘されていましたが、以降にリサイクル回収の習慣は定着するものの、根本的な解決につながらないまま現在に至っているのかと。 そう見ると、一回の買い物に対して経木と生ゴミ程度で、瓶もリサイクルされるわけですから、今よりはかなりエコな暮らしだったのかと思われます。 もちろん今ほど、流通が発達していたわけではないので、新潟の食卓に大分の養殖ブリ刺身が並ぶわけではありませんが、基本的には地産地消であり、一定の鮮度は保たれていたのかと察します。 まあ、現在より保存料は使用していなかったので、油断するとすぐ腐るということも多々あったようで、乾物類や缶詰類が重宝されたのも理解できるのかと。 後に買い物かごからレジ袋の無料配布へと、流通の梱包も木箱から段ボール箱に変化。 高度経済成長期から進んだ道路網整備もあり、流通範囲は一挙に広がっていきました。 どれだけ生活ゴミを減らせるか 時代の流れとともに変化した包装 梱包 ですが、ゴミとなってしまった彼らをなるべく再生させるべく、ゴミ分別に勤しんで…と、ご立派なことは言えるはずもなく、単に清掃センターの有料ゴミ袋を必要最低限の使用とするため、倹約目的でゴミ分類に勤しんでいます。 牛乳パックに発砲トレー、透明トレーにペットボトル。 段ボールや新聞紙、チラシなどの紙ゴミ。 正直、これらを分別しただけでも、燃える 燃やせる ゴミはかなり軽減されているのかと。 まあ、あまり神経質になってゴミを分別して減らし過ぎると、それはそれで問題があると指摘する文献もありますし、レジ袋の削減自体にあまり意味がないとの意見もありますが。 スーパーマーケットのレジ袋については、以前からマイバッグを持参していたのですが、ドラッグストアやホームセンターでは袋をもらっていたので、来店時は忘れないようポイントカードに「レジ袋持参」と付箋紙をつけている今日この頃です。 うっかりマイバッグを忘れて、慌てて車に戻らないように。 まさか、会計途中でチェッカーさんを待たせるわけにも。 自分のように ケチ倹約目的でのゴミ軽減も、また一つかなと感じます。 ただ、店舗や従業員から見ると、レジ袋有料化の印象はどうなんでしょうね。 競合とも横並びスタートで大きな不利も無く、経費も削減できるところでしょうか。 店舗によっては袋の価格が若干、異なる場合もありますが、店やチェッカーさんの負担軽減につながるのであれば、応援したいところかと。

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