五苓散 タイミング。 服用は食前?食後?知っておきたい漢方薬の効果的な活用法

五苓散の効能:嘔吐、下痢、浮腫(むくみ)、二日酔い

五苓散 タイミング

天気痛とは「慢性痛」に「天気」が絡んだ複雑な痛みのこと。 慢性の痛みは 他人に理解してもらえないし天気は 自分ではどうしようもできないため、気持ちが落ち込みやすく、さらにその ストレスで痛みを増悪させる。 気圧が大きく関係し、天気の崩れはじめと終わりに痛くなる。 天気を感じるセンサーは内耳に多いようだ。 そのあたりが敏感な場合は天気痛が起こりやすい。 特に女性は鋭敏なので患者は女性が多い。 男性は弱音を吐けないなどの社会的な制約で表面化していないだけかもしれない。 病院からはよくメリスロンやビタミンB12が処方されています。 メリスロンは内耳循環改善薬(抗めまい薬)といわれます。 佐藤先生の書籍から抜粋ですが、この場合は漢方の五苓散を使って改善しています。 Aさんは雨が降る前や台風が来る前に、眩暈と酷い痛みが出ることが多いと判りました。 中略 確かに天気の影響を受けているのです。 眩暈の症状があることから、Aさんにはまず、天気が崩れる前に抗眩暈薬を飲んで貰うことにしました。 中略 めまいの症状がある人は、内耳のリンパ液が過剰になって浮腫んでいることが多いため、浮腫を取る作用のある抗眩暈薬を処方したのです。 Aさんは非常に強い痛みがあるため、当面は痛み止めを併用して貰うことにしました。 その状態でしばらく様子を見ましたがなかなかすっきりしません。 抗眩暈薬の効きが良くないのです。 そこで、 Aさんには漢方薬の五苓散を抗眩暈薬と合わせて飲んで貰うことにしました。 五苓散には浮腫を取る作用が有り、吐き気や嘔吐、めまい、頭痛などの症状にも適応しています。 これがAさんにはあっていました。 天気痛が出ることが減り、半年後には頭痛薬を重ねて使わなくても良くなりました。 (後略) 天気痛~辛い痛み・不安の原因と治療方法~ P. 20より抜粋 著者:佐藤純 この時期の眩暈や頭痛は漢方薬が良く効く、、、と思うこともあります。 今回は頭痛のことを中心に記載していますが、眩暈や身体のだるさも楽になります。 気象病と漢方 Googleで「天気によって起こる頭痛の漢方薬」と検索すると、まず紹介されているのが「五苓散」。 確かに五苓散の効能効果を見ると「頭痛」と書いています。 口渇、尿量減少するものの次の諸症。 浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、 頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病。 ツムラ五苓散添付文書より 漢方に興味のある人だと「五苓散=尿を増やす(利尿剤)」と覚えていますが、それだけでなく五苓散は 水(湿)が停滞するような病状によく使います。 五苓散が効く頭痛は水の停滞や水の偏りなど水に関係する頭痛です。 五苓散については詳しく解説していますのでご覧下さい。 男性 50代 180cm 75Kg 頭痛・眩暈で来局 眩暈・ふらつき・動悸・頭痛あり。 5年前に会社の定期検診で高血圧と診断され降圧剤の服用で180/120から130/85まで下がった。 頭痛は時々起こることがある。 会社の忙しさや職場の変更などがありストレスは強い(明け方に眠りが浅いのか起きることがある)。 天気が悪くなる前から頭痛が酷くなるように。 胸騒ぎなど不快感が出ることもある。 9時頃に眩暈がして夕方にかけて戻ることもある。 CTやMRIでも何もない。 病院ではメリスロン・メチコバール(ビタミンB12)が処方されているが改善せず。 別の医院で五苓散を追加で処方されたが、少しは良くなったが思わしくない。 (後略) 五苓散を服用したけれども、なぜかあまり効果は感じなかった例です。 大人の天気痛は複雑 大人の天気痛は姿勢の悪さ・スマホの使いすぎなどの生活習慣から偏頭痛・緊張性のすでにある頭痛、そして職場環境、精神的なストレス・不安などが複雑に絡み合います。 「いつ治るんだろう、頭痛で動けない、治らないんじゃないだろうか」 こんなストレスを繰り返すことでもより治りにくくなります。 自分で自分の病気を作っている状況ですね。 こうした内側からの原因を漢方では「内傷(ないしょう)」と呼びます。 外感とは体の外側から来た影響。 内傷とは体の内側からの影響。 完全に切り分けることが出来ません。 特に 長く続いた病気は色々な原因が複雑に絡み合っています。 説明してみますと、 外感頭痛 「ブルブル、今日は寒いなー、頭が痛くなってきたぞ」風邪を引いたときに起こる頭痛、これは風寒頭痛と言います。 風熱頭痛はインフルエンザの時の頭痛を考えると判りやすいかも。 湿気や気圧で起こる頭痛が「風湿」、天気痛に多いこのページのメインテーマです。 湿はサラサラしたものではありません。 ちょっとべっちょりしたスライムみたいなイメージですよ。 停滞・固着して色々な症状が起こります。 頭にいけば頭痛ですが、場所によっては体が重い、だるい、浮腫む、そんなことも起こります。 風寒と風湿が同時なら香蘇散+五苓散でもいいですし、状況に応じては眩暈・頭痛なら半夏白朮天麻湯+五苓散でも頂調顆粒+五苓散でも。 処方は色々と使われています。 内傷頭痛 内傷とは内側からの歪み、例えば生活習慣(暴飲暴食)やストレス・環境などで臓腑が痛む(傷)ことをいいます。 自分のストレスが自分を傷つける・・・これも内傷です。 血圧が上がれば、肩も凝り、頭も痛くなり、血行循環も悪くなります。 有名な処方なら加味逍遙散がありますが、芎帰調血飲第一加減、加味温胆湯などを併用することもあります。 またどこかのページで説明していきたいと思います。 さらに病歴が長くなれば「瘀血」「腎虚」も絡み合うため、複数の処方を使うことが多いです。 また「自分の痛みを見える化」することも大切。 頭痛日記やスケジュール帳に記入してみましょう。 参考にして欲しいサイト・書籍• 著者:佐藤純• 著者:福永 篤志• 日本頭痛学会.

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服用は食前?食後?知っておきたい漢方薬の効果的な活用法

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「五苓散」が低気圧による頭痛に効くと発見したのは日本人 「 五苓散(ゴレイサン)」は、水分循環をよくする漢方薬で、はき気、嘔吐、下痢、むくみ(浮腫)、めまいに効くとされています。 参考 五苓散のふるさと中国では、1800年前から存在する定番の漢方薬、しかし片頭痛に効くという記録は無いそうです。 江戸時代後期に日本人医師が、あれ?効くんじゃね?的なノリで発見したようで、戦後その記録を医師が発掘。 気圧が低下するときに発症する頭痛に 五苓散を投与すると、 90%以上の確率で効くと結論してます。 マウスの実験じゃなくて臨床です。 低気圧による頭痛=五苓散の図式が出来たのは、ここ30年程度と意外に最近なんですな。 発見したのが日本人というのは、コロコロ天候が変わりやすい日本であればこそ。 面白いですね。 なぜ五苓散が水毒に効くとされるのか? 細胞には 「アクアポリン(Aquaporin)」という水分を調節する「水門」のような働きのあるタンパク質があり、 五苓散はこの アクアポリンに働きかけるそうです。 五苓散が 水分代謝に効くメカニズム、こちらの記事が非常にわかりやすかった。 なにこのすごい自動調節機能 気圧の変動で体調が悪くなるのはなぜ? 標準大気圧は 1013 hPa(ヘクトパスカル) 天気の良い日は、下降気流により気圧が上がる。 ピーカンの日は 1020hPaとか。 天気の悪い日は、上昇気流により気圧が下がる。 990hPaとか。 台風なんて980hPaまで下がることも。 その差、30~40hPa 地上から10m上がるごとに1hPa減るので、低気圧が近づくと、300m~400mの標高差をかけあがる感じです。 新宿駅と高尾山の標高差が500mぐらいなので、小さめの山を一気に登山してるのと同じなので プチ高山病といったところ。 外圧が下がれば、押しだす力も弱くなるので、血流が減る。 細胞も膨らむ。 人間の身体は風船ではないので、膨らんでゆるんだ間に水分が入りこみ、過剰な水分が悪さをする。 通常、我々の身体は意識しないところで自律神経が、勝手に調節してくれるはずなのだが、ストレスやら栄養不足やら、もろもろあってうまく調節してされないと頭痛が発症。 さて、 脳が水分過剰になるとなぜ頭痛になるのか? そこは調べたけれど、西洋医学の限界であまり納得のいく論文はなかった。 そもそも頭痛のメカニズム自体、よーわからんらしい。 アルツハイマーの改善にもアクアポリンが関係している件 ちょっと脱線しますが、細胞のウォーターゲート「 アクアポリン」と脳の関係で興味深いものを見つけました。 だとすれば、脳内の アクアポリンを改善する方法がわかれば、アルツハイマーの治療法にも期待が持てそう。 五苓散まとめ 五苓散は体質にこだわらず服用可能で、副作用もほとんどない。 腎機能や体内の電解質に影響することなく水分代謝を正常化してくれる。 低気圧による頭痛のみならず、めまい、ダルさなどにも効果的。 お酒を飲み過ぎて翌朝顔がむくんだ時も、 五苓散の得意分野、 気圧がコロコロ変化して、身体がうまく対応出来てないなと思ったら、 五苓散飲んでゆっくり過ごす。 常備薬として優秀。 頭痛薬飲むくらいなら 五苓散です。 貧血や低血糖、副腎疲労がないか?を疑うべし。 小児用に座薬に加工することもあり。 こういうのは知っておくと非常時に便利です。

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天気の悪い日やお酒を飲んで頭痛になる人は【五苓散】が効くかも

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みなさん、飲み会は好きですか?お酒を飲むのが好きな方、そこまで好きじゃなくても付き合いで飲みに行く方、歓迎会・ビアガーデン・忘年会・新年会・・・と、社会には年中飲み会があふれています。 お酒を飲む機会が多い皆様には朗報!二日酔いに効く漢方薬があるのです。 都内で勤務する薬剤師40名ほどに「みなさん自身が使っている、生活を便利にするお薬などはありますか?」といったヒアリングをした結果、何名かの方が「二日酔い対策に五苓散(ごれいさん)を使っている」と答えました。 じつは五苓散は「添付文書」という医師、薬剤師向けの公式の製品情報にも、効能効果に『二日酔い』と記載された由緒正しい(?)二日酔いに効く薬です。 今回はお役立ち漢方、五苓散(ごれいさん)についてご紹介します! 五苓散の他にも飲み会対策に使える「プロヘパール」について、詳しくは関連記事をごらんください。 二日酔いのメカニズムをおさらいしよう 飲酒後、アルコールは体内でアセトアルデヒドという成分に代謝されます。 アセトアルデヒドは酢酸へと代謝され、最終的には水と二酸化炭素に代謝されることにより体外へと排出されます。 自分自身のアセトアルデヒドの代謝能力以上にアルコールを摂取する、代謝できずに体内に残ったアセトアルデヒドが、頭痛などの二日酔いの症状を引き起こすことが知られています。 アセトアルデヒドの代謝能力は、人種や個人の遺伝的体質によって差があるので、「お酒に強い人、弱い人」といった違いが生まれるわけです。 二日酔いを楽にするためのポイントは「アセトアルデヒドをいかに早く体外に排泄するか」という点と、「頭痛やめまいなどの症状をいかに楽にするか」という点があげられるでしょう。 五苓散の利尿作用と血行促進効果が二日酔いに効く! 五苓散には、「猪苓(ちょれい)」をはじめ、 利尿作用のある生薬が配合されています。 五苓散は利尿作用でアセトアルデヒドの代謝物を尿として体外に排泄するのを助ける作用があります。 また、五苓散に含まれる「桂枝(けいし)」は身体をあたため血行を良くし、頭痛やめまいによいとされます。 これら複数の生薬が一緒に働くことで、五苓散は二日酔いやむくみなどに効果を発揮します。 五苓散は「飲み会の前」に飲もう! 漢方薬は「食前」もしくは「食間(空腹時)」に飲むものが多く、五苓散も食前に飲んだ方が効果がしっかり出ます。 二日酔い対策のためには、飲み会前に服用しましょう。 五苓散(ごれいさん)に含まれる5つの生薬 沢瀉(たくしゃ:オモダカ科の塊茎) 沢瀉は水分代謝を調整し、不要な水分を排泄する利尿作用を持ちます。 生薬には、乾燥させた根茎を用います。 茯苓(ぶくりょう:サルノコシカケ科の菌核) 茯苓には利尿作用、滋養、鎮静、血糖降下などの効果があります。 生薬には、サルノコシカケ科の菌核を乾燥し外皮を除いたものを用います。 猪苓(ちょれい:チョレイマイタケの菌核) 猪苓には利尿作用の効果があります。 生薬には、サルノコシカケ科の菌核を乾燥したものを用います。 白朮(びゃくじゅつ:オケラなどの根茎) 白朮には利尿作用の他、健胃、強壮、吐き気止めといった効果があります。 生薬には、オケラの根茎の周皮を剥いだものを用います。 桂枝(けいし:クスノキ科のケイの若枝や樹皮) 桂枝には発汗作用、健胃作用、頭痛、のぼせなどに効果があります。 生薬には、クスノキ科ケイの樹の細い枝を細かく刻んだものを用います。 五苓散が薬局で買える!五苓散の市販薬は? 五苓散は第二類医薬品なので、登録販売者または薬剤師がいれば販売することができ、薬局やドラッグストアで購入できる市販薬も用意されています。 また、現在はamazonなどのインターネットでも手軽に購入できるようになりました。

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