新生児 メレナ と は。 新生児メレナとは

新生児メレナとは?ビタミンKの不足で吐血や血便が!

新生児 メレナ と は

日本小児科学会専門医。 2002年、慶応義塾大学医学部卒。 神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。 内科・小児科・アレルギー科を担... 待ちに待った赤ちゃんとの対面。 育児が始まって、赤ちゃんのちょっとした変化を見ては、一喜一憂しているのではないでしょうか?そんなときに、生まれたばかりの赤ちゃんが血を吐いたり、血が混ざったうんちをしたりすると心配ですよね。 もしかしたらその原因は「新生児メレナ」かもしれません。 今回は赤ちゃんの吐血や血便を引き起こす新生児メレナについて、原因や診断方法、予防法などをご紹介します。 新生児メレナとは? 新生児メレナとは、新生児期に起こる消化管の出血のことをいいます。 消化管で出血が起こることで、口から血を吐いたり、うんちに血が混ざったりします。 現在では一般的に、新生児メレナの予防となるビタミンKシロップの投与が、出生時、産科退院時(生後約1週間)、1ヶ月健診時の最低3回行われています。 関連記事 新生児メレナはビタミンK不足が原因? 新生児メレナの主な原因は、ビタミンKの不足です。 ビタミンKは胎盤を通りにくい性質を持っており、母乳にもあまり含まれていないため、生まれたばかりの赤ちゃんがビタミンK不足になることがあります。 ビタミンKには血液を固める作用があり、不足してしまうと出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなったりします。 ビタミンK不足以外の原因としては、ストレスなどによる食道炎や出血性の胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化管の異常による出血が挙げられます。 新生児メレナは吐血や血便が出るの? 新生児メレナの主な症状としては、消化管の血が逆流して口から吐いたり、うんちに血が混じって黒い血便が出たりします。 また、肌に内出血が見られることもあります。 関連記事 新生児メレナには真性メレナと仮性メレナがある?診断方法は? 新生児メレナには、真性メレナと仮性メレナがあります。 真性メレナは、消化管の出血により起こるものです。 一方、仮性メレナは、分娩時の母体の出血や授乳時の乳頭周辺の出血を赤ちゃんが飲み込んでしまって起こります。 仮性メレナであれば、一時的なものなので治療の必要はありません。 したがって、新生児メレナの診断では、まずは真性メレナか仮性メレナかを鑑別する必要があります。 鑑別方法としては、アプト試験があります。 アプト試験は吐いた血やうんちに混ざった血の成分に苛性ソーダを混ぜて、色の変化を見る試験です。 アプト試験の結果、真性メレナと診断された場合は、出血原因を調べるために内視鏡検査や造影検査などが行われます。 新生児メレナはどうやって治療するの? 仮性メレナであれば治療を行う必要はありませんが、真性メレナであれば、一般的にビタミンKが補充される治療が行われます。 出血が多い場合には、輸血を行って対応します。 また、消化管の出血の原因によっては、出血を抑えるための薬物療法や外科的な手術が行われます。 関連記事 新生児メレナは予防できる? 最近では多くの病院で、退院までの間に新生児へビタミンK2シロップ(ケーツーシロップ)を飲ませて、ビタミンKを補充します。 また、生後1ヶ月の健診の際にも、ビタミンKを補充する処置が施されるので、病院で出産して健診も受けているのであれば発症することはほとんどありません。 ミルクにはビタミンKがバランスよく配合されていますが、母乳の場合はママの食事が大切です。 新生児メレナになっても落ち着いて対処を 赤ちゃんが血を吐いたり、血が混ざったうんちをしたりしたら、多くのママが驚きパニック状態に陥ってしまうことでしょう。 しかし、赤ちゃんの吐血や下血の原因としては、ママからの血液を飲み込んだことによる仮性メレナの可能性もあります。 まずは落ち着いて病院に連れて行き、診断してもらうことが大切です。 近年では、病院で行われる予防のおかげで、新生児メレナを発症する赤ちゃんはほとんどいなくなりました。 ただし新生児メレナを起こす可能性がなくなったというわけではないので、普段から赤ちゃんの様子をよく見てあげてください。 日頃からおむつ替えのタイミングでうんちをチェックしておくことが、早期発見につながりますよ。

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赤ちゃんの血便!「新生児メレナ」に気をつけて

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スポンサーリンク• 新生児の下血・血便 下血とは食道や胃、十二指腸の上部消化管だけでなく、小腸や大腸などの下部消化管も含めた全領域の消化管から出血した血液が肛門から排出されることをいいます。 血便とは血液が混じった糞便をいいます。 下血の出血の場所による違い 通常は消化液などによって血液がコールタール様の真黒色に変化するため下血をタール便ともいいます。 しかし、出血量や腸管内通過時間によって血液の性状は変化するため、排出される血液は赤色に近い場合もあります。 例えば、肛門に近い直腸やS状結腸からの出血では、新鮮血の排出や便の周囲に鮮血の付着を認めることがあります。 痔からの出血は鮮血です。 これらは血便と言い、血便は鮮血便と粘液を混じた粘血便に分けられます。 新生児メレナ 新生児の消化管出血は、吐血と下血を含めて新生児メレナと呼ばれます。 メレナとは黒色便を意味し、以前は新生児消化管出血の大部分を占めると考えられていたビタミンK欠乏性出血の代名詞として使用されていましたが、最近ではすべての新生児消化管出血を一括して新生児メレナと呼ぶことが多くなっています。 下血の原因となる疾患 下血の原因となる疾患には以下のようなものがあげられます。 母体血の嚥下によるもの 分娩時に母体血を嚥下したり、授乳の際の乳頭周囲からの出血を飲み込んだことにより血便が排泄される。 これを仮性メレナといいます。 血時の注意点 血時の注意点としては以下のようなものがあげられます。 なんとなく元気がない• 出血量が多い• 顔色や皮膚色• 嘔吐、腹部膨満、腹部表面の色調、その他の消化器症状• 下血以外の出血症状 下血時の検査と診断 診断では、下血物が児自身の消化管出血に由来するか、母体血の嚥下に原因するかの鑑別が必要で、Apt試験が行われ、その他に血液検査(貧血、血小板減少の有無)、肝機能異常の有無、出血傾向の有無、便培養(細菌性腸炎の有無)、X線検査、上部消化管造影、注腸造影、内視鏡・腹腔鏡検査などにより総合的に診断、重症度の評価を行います。 下血時の治療 原因によって異なりますが、ビタミンK補充、新鮮凍結血漿輸血、血小板輸血、胃洗浄、制酸薬、胃粘膜保護薬、ヒスタミンH2受容体拮抗薬、高圧注腸、外科的手術などがあります。

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新生児の下血・血便

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分類 [ ] 上記の通り、真性メレナと仮性メレナに分類される。 仮性メレナとは、新生児が飲み込んでいた母親の出血やにより消化管出血をきたしたように見えるものであり 、真性メレナは新生児由来の出血である。 疫学 [ ] 真性メレナでは、その大部分がによるものである。 1980年代に入り新生児にビタミンK補充療法が始まったことで現在では減少しているが 、などに何らかの基礎疾患をもつ場合 の他、保護者や助産師が宗教やを信じることでビタミンKを与えない場合などに発症、死亡する例 も報告されている。 にが行った全国調査 では、の1割弱でホメオパシーが行われビタミンK補充療法が行われないケースが報告された。 ビタミンK欠乏性の減少に伴い、、、等の易出血性疾患や、、、、やによる感染症、、周囲の炎症や裂傷などの他の原因で出血するケースが相対的に増えてきている。 検査・治療 [ ] 仮性メレナと真性メレナの鑑別には、が新生児血液中に多く含まれることを利用したアプト Apt 試験が用いられる。 真性メレナでは治療が必要となるため、原因の調査が必要となる。 最も多いでは、、がすべて延長する 他、異常を検出する。 治療は原因となる疾患に応じて対応されるため、各疾患の項目を参照すること。 脚注 [ ]• 血液疾患 A. 新生児出血性疾患」『小児科学』、、、2011年4月5日、改訂第10版、314-315頁。 「4 新生児疾患 II ビタミンK VK 欠乏症(新生児真性メレナ)」『今日の小児治療指針』総編集 、、、、、2015年9月10日、第16版、164頁。 2010年9月7日. 2015年10月30日閲覧。 、、、、「14. 新生児の管理と治療 : C. 産科疾患の診断・治療・管理 研修医のための必修知識 」『日本産科婦人科学会雑誌』第54巻第11号、、2002年11月、 517-535頁、 、。 関連項目 [ ]• この項目は、に関連した です。 などしてくださる(/)。

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