公式による説明• 99 まで達した艦娘とケッコンカッコカリ可能なシステムを新規に実装しました。 これにはが必要です。 」をクリアしていくことで、課金することなく一式手にいれることが可能です。 「式の準備! 90~99 を育成することが大切です。 そして【改装】に進み、光る【Lv. 99】をクリックしてみてください。 書類にサインするかどうかを確認されますので、提督が大切に育てたお気に入りの艦娘であるならば、どうぞサインをお願いします。 艦娘レベルキャップが開放され、ケッコンカッコカリした艦娘は、【Lv. 100】となります。 また、バナーにはケッコン指輪がプラスされます。 ケッコンカッコカリした艦娘は、最大【Lv. 150まで育成可能】です。 いくつかの艦娘は【ケッコンカッコカリボイス】とは別に、絆を深めた提督だけの【専用母港ボイス】が追加実装されています。 同ボイスは今後様々な艦娘に鋭意実装していく予定です。 お楽しみに! 恐れ入りますが、例えば「改」の状態で「ケッコンカッコカリ」をおこなった場合は、 図鑑の「改二」のページには指輪アイコンとムービーは追加されません。 また、「ケッコンカッコカリ」ができるのはレベルが99のときだけですので、 同じ艦娘に「ケッコンカッコカリ」ができるのは1度のみでございます。 改造前、「改」型、「改二」型それぞれの図鑑に指輪とムービーを追加したい場合は、 同じ艦娘を複数育成していただく必要がございます。 なにとぞご了承くださいますようお願いいたします。 これからも「艦これ」と「艦娘」を、どうぞよろしくお願い致します。 要約すると、改造後も「ケッコンカッコカリ」の状態は引き継ぐが、図鑑の指輪アイコンとムービーは改造前のほうにしか追加されないということ。 図鑑を完全に埋めたい場合は、同じ艦娘を複数育てて改造前と改造後でそれぞれケッコンカッコカリする必要がある。 改装からLV99へカーソルを合わせると選択肢が表示されるようになる。 『Lv99』がぼんやりと光っているのでマウスを乗せると初めてポップアップ説明がでる。 初めて利用する方からわかりにくいと大変不評。 ケッコンカッコカリ後、パッと見は気付き辛いが編成画面の艦娘の名前の色が通常の白色から 桜色になる。 編成>詳細や改装の画面で表示されるカードイラスト・編成や入渠時のバナーの右下に指輪が追加される。 秘書艦にすると、母港画面では背景に桜の花びらが舞い散る。 改造と同様にケッコンカッコカリすると損傷が一切ない状態まで回復するが、改造とは違い燃料弾薬の補給はされない• 2014年12月現在、アイテム「書類一式」は任務で1つ手に入るものの、無課金ではそれ以上の入手は不可能。 アイテム屋で700円で売っているのでそれを購入することでジュウコンは可能。 2016年5月3日現在170人を超える全艦娘とケッコンカッコカリするには経験値 175,000,000P とリアルマネー 121,800Yen が必要になる。 尚、図鑑登録別だと266,000,000P・185,500Yen、別絵柄全てだと287,000,000P・200,200Yenが必要になる。 書類一式にサインしたら図鑑の所に指輪が表示され、演出や台詞等は、艦船図鑑の艦娘ページでいつでも何度でも再生できる(この時はムービーのスキップが可能)。 ケッコン時の台詞だけ聞きたい提督は、図鑑の艦名右にあるリングをクリックすれば台詞のみ再生される。 ただし図鑑に複数登録される艦娘(航空巡洋艦や改二など)の場合、サインした艦娘の図鑑の所でのみ再生が可能なので注意。 今後改二が実装される、または実装が見込まれる艦船を選ぶ場合は注意。 ちなみに期間限定グラフィックが実装されている期間は。 99は148,500Pもの経験値が必要だったが、Lv. 101までに必要な経験値は10,000Pと減少し、それ以降も良心的な数字が続く。 しかし、さらにレベルが上がっていくと必要な経験値は加速度的に増えていく。 詳細は。 全艦娘をカンストさせるには710,680,000Pの経験値が必要。 本システムにある単発任務で西方海域「リランカ島空襲」のBOSSにS勝利するというものがあるため、任務達成が困難になる艦種(潜水艦)を選ぶ場合、注意が必要となる (潜水艦を旗艦とするとBOSS以前大破で進軍不能になる場合が多く、クリアが困難。 2隻目以降とのケッコンカッコカリで他艦種を選べば回避可能)。 なお、旗艦がダメコン搭載した時に大破した場合、使って進軍するかどうか選べるので利用するのもいいだろう。 なお、 ケッコンカッコカリに関する各種任務はケッコンカッコカリの必要条件では無い。 任務を一切クリアしなくても、課金して書類一式を購入するだけでケッコンカッコカリは可能。 基本的に提督に対していわゆる「デレる」ことになり、またケッコンカッコカリを機に明確に好意を表す艦娘もいる(ボイスの変更で確認が取れる)。 その一方、一部の艦娘(姉妹艦設定されているケースが主)が求婚拒否ともとれる反応を返す、提督にデレない(本システム適用後のボイスに変化がない)というケースもあるので注意。 この台詞の差異はが詳しい。 また、ケッコンカッコカリ時の艦娘の反応はYoutubeやニコニコ動画にも多数上げられているので、ネタバレ等を気にしない提督は検索してみると良い。 無改造と改、改二の状態でそれぞれ異なるケッコンカッコカリ台詞が用意されている艦娘もいる。 ちなみに現実で結婚する際に必要な費用は、婚姻届を出すだけなら無料、諸書類提出にかかる経費を含めて450円である。 艦これのケッコン費用は指輪代も含まれているので比較しても意味はないが。 ケッコンカッコカリ後のステータス ケッコンカッコカリ直後に上昇するステータスは以下のとおり。 火力・雷装・対空・装甲の基本ステータスは引き継がれ、上限も変わらない。 ケッコンカッコカリ時、これまでの近代化改修の効果はリセットされない。 それまでのレベルアップと同様に、今後のレベルアップでも 対潜・索敵・回避が上昇する。 特に目を引くのが回避であり、最終的にはほぼ全ての艦がLV99の駆逐艦に並ぶかそれ以上の値まで成長する。 攻撃艦とのレベル差補正も相まって、ケッコン艦はケッコンカッコカリ直後から実感できるレベルで回避回数が増加する。 耐久の上昇も相まって、この 生存・継戦能力の向上がケッコンカッコカリの最大のメリットであるといえる。 で上昇した分は引き継がれる。 つまり省エネ化。 85 = 燃1. 7弾0. 失った艦載機補充のボーキ消費量の変更(軽減効果)はない。 入渠時の修理に使う資源消費量の変更(軽減効果)はない。 最大耐久が少し上昇(下の表参照)。 最大耐久の上昇量は、未ケッコンカッコカリ時の最大耐久に対応した固定値となる模様。 ただし例外有り。 その他は以下の通り。 入渠時間は レベル上昇とともに増え続けるので注意が必要。 耐久値も増加するため、入渠時間も増加しやすくなる。 「」とは違い、ケッコンカッコカリ時に装備や燃料・弾薬・疲労・キラキラ状態のリセットはない。 耐久値はアップするので改造時と同様に回復する。 最新の10件を表示しています。 「改造」とは違い、ケッコン時に装備や燃料・弾薬・疲労・キラキラ状態のリセットはない。 とあるが疲労度40にリセットやんけ -- 2018-11-05 月 21:35:53• 今は自分が提督で嫁や愛娘として艦娘に指輪渡してる人と、自分じゃなくて公式提督や自分の理想とする人物が艦娘に指輪を渡してるだよって人、どっちが多いんだろな -- 2018-11-13 火 21:16:45• 演習で見かけたケッコン済みNelson改の耐久値が98だった。 -- 2018-12-16 日 18:50:21• うちのネルソン改でも確認しました。 98です(海防艦改修無し)。 全く気付いていなかったので教えてくれてありがとうございます。 -- 2018-12-16 日 19:29:52• こちらこそ、ご確認ありがとうございました。 せっかくなので表も更新しました。 -- 2018-12-16 日 19:53:31• ケッコン後のステータスの表に海防艦、海防艦改、Samuel B. Roberts改を追記しました。 -- 2018-12-28 金 13:29:01• -- 2018-12-29 土 14:03:09• 例外パターンに長門改二を追加、全体的に標準パターン前提で更新しました(直後に誤字を見つけたせいで差分消したみたいになってしまい申し訳ない…)。 -- 2019-01-09 水 18:45:19• なんとなく図鑑見直してたら、ケッコンした覚えの無い早霜に指輪ついててムービー見れるんだけど他の艦にもこんな現象出てる人いるかな? -- 2019-07-06 土 10:54:33• もしかして、赤城改二戊とケッコンしたんじゃないかな?指輪ついてる? -- 2019-09-02 月 00:05:32• 仕様チェックする前に海防艦で耐久上げてしまってケッコンすると4nになることを知って困惑している -- 2020-02-01 土 22:16:22• 耐久値にまだ上げられる余地が残っているのなら、もうあと1上げて4n回避できるかもよ。 -- 2020-02-01 土 22:22:27• ガンビア・ベイなんであと一回は余地があるんだけど海防艦がなぁ(今通常海域では出ないはず -- 2020-02-02 日 01:13:25• 7-2なら松輪と佐渡がいつでも泥するぞ -- 2020-02-02 日 06:28:13• 運営に改二要望を出すんだ。 改二になったときに耐久値が上がって4n回避できるかも。 -- 2020-02-02 日 09:51:11• 言うて、改二、第三改装、アプデによる耐久値変更…様々後出しの可能性があるんだから、何が何でも絶対回避と嫌悪することもないんじゃない? -- 2020-02-02 日 10:50:22• ケッコンしたなら演習や出撃させまくって練度を上げて回避値を上げるべき これが結構馬鹿にならない -- 2020-02-16 日 23:19:36• この子なら違和感ないかな?と思う艦で初ケッコンしたが、やっぱ違うなぁ・・脳内ロールプレイで楽しんでいる身にはつらい。 700円でいいからただのレベルキャップ解放も選ばせてほしいな -- 2020-02-03 月 20:22:13• 始めて2ヵ月、司令部レベル90で陸奥と初ケッコンしました 桜がよく似合ってすごく綺麗! -- 2020-02-20 木 21:48:16• 四八の 仮 関係を結んだ提督が突然、艦隊指揮をゲームに例えてクソだと主張し出す現象は2007個もの根拠が明示されており怪談の域を超えた常識である -- 2020-02-23 日 23:19:32• ケッコン時運アップが最低値の3 -- 2020-02-29 土 00:18:12• せっかくのケッコンに冷や水ブッカケられた気分 こんなとこまでランダム -- 2020-02-29 土 00:19:39.
次の叢雲「それにしてもケッコンカッコカリってネーミングはどうなのよ」 提督「俺もそう思う」 叢雲「大丈夫なの、この戦争」 提督「もうだめかもしれないな」 叢雲「みんなで大陸のほうに逃げましょうか」 提督「いよいよダメになったらそうするか。 俺はドラム缶の中にでも入れて運んでくれ」 叢雲「はいはい。 何なら浮き輪に掴まっていてもいいわよ。 ひっぱってあげるから」 提督「ま、そうなることのないよう、もう少し現場でがんばるとしよう」 叢雲「そうしましょ」 提督「というわけで、とりあえず使ってみよう。 叢雲でいいか」 叢雲「いいわよ」 提督「これが指輪だ。 あと書類にサインしてくれ。 俺はもうしたから」 叢雲「はいはい。 指輪をはめて、サインっと」 提督「おっ、叢雲の身体が光り始めたぞ」 叢雲「……」 提督「……」 叢雲「……」 提督「……」 叢雲「……なんかちかちかして、うっとうしいんだけど」 提督「何か変わったところはあるか?」 叢雲「別に……。 このままだと、夜戦で一番に狙われそうね」 提督「おかしいな。 ちょっと説明書読むか……。 えーと……あ、最後のページ同士がくっついていた」 叢雲「で、どうすればいいのかしら?」 提督「んーと……あ、これか。 叢雲、指輪の箱の中を見てくれ。 そこに入ってる紙の、叢雲用の項目を読みあげるらしい」 叢雲「これ? ……艦娘の名前がずらっと書いてある……どこ? ……あ、私の名前があるところ。 これ?」 提督「そう、そこだ」 叢雲「『……あんたのこと、まあ、嫌いじゃないっていうか。 別に命令聞いてあげても……いいかなって』」 提督「急に何言ってんだ?」 叢雲「そう書いてあるの。 『何よ。 べ、別にそんな意味じゃないし』」 提督「どういう意味だって?」 叢雲「だから書いてあるまま……あ、光が消えた」 提督「さっぱりわからなかったが、これでケッコンカッコカリは終わりだな」 叢雲「ふーん……。 確かに錬度が上がるような気がしてきたわね」 提督「わかるのか……。 じゃあ早速出撃……」 吹雪「…………ちょっと! 二人とも!」 白雪「…………いくらなんでもそれはないんじゃないですか」 提督「な、なんだよ」 叢雲「な、なによ」 吹雪「仮にも結婚ですよ結婚!」 白雪「もう少しムードやそれなりの反応というものがあるべきでしょう」 吹雪「それなのに、私たちがいる前でそんなことをはじめて……!」 白雪「二人とも恥ずかしくはないのですか」 提督「何を怒られているのかさっぱりわからん」 叢雲「た、単に錬度が上がるようになるだけじゃないの……」 吹雪「違う、違うよ叢雲ちゃん!」 白雪「そう、結婚というものはもっとこう……愛と豊かさに溢れた……」 提督「いや、だから結婚じゃない……」 吹雪「そんなことはありません! これを見てください!」 叢雲「な、なにこれ。 ……説明書の裏側?」 提督「……ケッコンカッコカリをした後、本人同士が望むならば配偶者としての法的保証を申請できる、か」 吹雪「そうです! つまり、カッコカリといえど実質結婚なんです!」 提督「でも、本人同士が望んだらの話だろ」 叢雲「私たちは別に……ねえ」 提督「なあ」 吹雪「そ、そんなわけないでしょう! いつもあんなに二人で仲良さそうに……」 白雪「まってください、吹雪」 吹雪「え?」 白雪「この二人……もはや、そういった段階は通り過ぎてしまっているのかもしれません」 吹雪「それって……そ、そっか! 司令と叢雲ちゃんは、すでに実質夫婦……!」 白雪「そうです。 しかも、長年連れ添った熟年夫婦の域」 提督「言われ放題だな」 叢雲「だれが熟年よ」 吹雪「夫婦には特につっこまないあたり、やっぱり……!」 提督「妙な話になってきたなあ」 叢雲「こういう話に飢えてたのかしら」 白雪「でも、配偶者扱いにはしておいたほうがいいと思います。 色々と便利な制度があるので」 叢雲「そうなの? じゃ、一応なっておく?」 提督「ああ、かまわない」 叢雲「それじゃ、そうしましょ」 吹雪「軽い! なにこの会話!」 白雪「……何の盛り上がりもないのに、おそろしくあてられます」 提督「はいはい、いいからそろそろ出撃してくれ」 叢雲「そうするわ。 行くわよ、二人とも」 吹雪「うー、なんだか納得いかないんですけど」 白雪「叢雲と提督にはこれ以上、何を言っても無駄ですよ。 行きましょう」 吹雪「はーい」 叢雲「叢雲、出撃するわ」 吹雪「吹雪、出ます」 白雪「白雪、同じく」 吹雪「……どう、叢雲ちゃん。 出撃して、何か変わったこととかある?」 叢雲「んー、特には。 さっきも言ったけど、錬度が上がりそうな気がするくらいかしら」 白雪「事前に聞いた時は、もっと劇的な変化があるものだと思っていたのですが」 叢雲「そういうものなんじゃないの」 吹雪「そうなのかなあ……」 白雪「……そろそろ深海棲艦の出現が報告された海域です」 叢雲「そうね。 おしゃべりはここまで」 吹雪「うん、いくよ」 叢雲「……あ」 白雪「どうしました?」 叢雲「いや、このまま戦闘すると、指輪無くしそうで邪魔だな……と思って。 部屋に置いたままではだめなのかしら」 吹雪「ロ、ロマンがない……」 白雪「……叢雲……」 叢雲「あー、悪かったわ、余計な話して。 ほら、集中集中」 吹雪「もう……」 白雪「……まあ、叢雲はこれでいいのかもしれません」 叢雲「いくわよ、二人とも……砲撃開始!」.
次の提督「……ん?」 今日は特にこれといって変わったこともない、平凡な1日だった。 ……この紙を見つけるまでは。 提督「……『ケッコンカッコカリについて』?」 大淀「あっ、もう届きましたか」 提督「大淀さん、何ですかこの紙?」 大淀「説明する前に1つ。 『ケッコンカッコカリ』は知っていますか?」 提督「はい。 噂程度にですけど」 大淀「ケッコンカッコカリというのは、艦娘達と絆を深め」 提督「はい」 大淀「艦娘達の能力を高める」 提督「はい」 大淀「いわゆるパワーアップのようなものです」 提督「そこまでは分かるんです。 でもなんで『ケッコンカッコカリ』って名前なんですか?」 今のところケッコンのケの字もないじゃん。 大淀「パワーアップの工程が、結婚と酷似しているんです」 提督「へぇ」 大淀「ケッコンカッコカリは、まず2人の合意がないと成り立ちません。 それは分かりますね?」 提督「はい」 そりゃ知らない間にパワーアップしてたらびっくりするもんな。 大淀「まず、対象の艦娘と提督の2人が書類にサインをします」 提督「はい」 契約書みたいなもんか。 大淀「で、提督がパワーアップに必要なアイテムを渡すんですが」 提督「ですが?」 大淀「そのパワーアップアイテムというのが、左手薬指につけないと意味の無い指輪型の装備なんです」 提督「それってなんでその位置でその形なんですか?」 狙ってるとしか思えないよな。 大淀「大本営曰く、『場所については、実験を繰り返した結果ここが最適だった』『形については軽量化と安全性を配慮した結果』らしいです」 提督「胡散臭いですね」 大淀「私もそう思います」 提督「あ、何か条件ってあるんですか?ケッコンの」 大淀「練度99が条件です。 あなたには関係 ないですが」 そう。 うちの鎮守府は全員の練度がカンストしている。 よって1つ目の弊害はなくなった訳だが……。 提督「あの、ケッコンって絶対ですか?出来ることならしたくないんですが……」 出来ることならしたくない。 それには理由があるのだが、まだ艦娘達には話していない。 話したところでなにか変わる訳でも無いからな。 大淀「絶対ではありませんが、恐らくせざるをえないでしょうね」 提督「え?なぜですか?」 なに?ケッコンしないと降格とかあんの? 大淀「ケッコンカッコカリについては、艦娘達にも既に伝達済ですから」 提督「はぁ」 なんだ、それなら大丈夫だろう。 俺のことを好いてくれてる艦娘なんて金剛くらいしかおらんし。 大淀「……では、これから頑張ってくださいね」 提督「特に頑張ることなんてないでしょうに」 大淀「……油断してると痛い目を見ますよ?」 提督「……はぁ。 まあ、大丈夫だと思いますけどね」 大淀「……」 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ しばらく執務をしていると。 金剛「Heyテイトクー!午前のティータイムデース!」 提督「お、もうそんな時間か」 金剛型四姉妹とのティータイムはもはや日課となりつつある。 いい息抜きにもなるので、お言葉に甘え参加させてもらっている。 金剛「ホラ、早く来て下サイ!」 提督「ああ」 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 何これ。 聞いてないよ? 金剛「テイトク、悪く思わないでネ」 『今日はいつもと違う場所でティータイム』と言われたのでついていくと、そこには縄や猿轡を持った比叡達が。 瞬く間に拘束されてしまった俺は、為す術もなく金剛に担がれて移動している。 提督「んー!んー! 一体何をするつもりだ! 」 金剛「そんなに酷いことはしませんヨ」 提督「んー!んー! なら何を…… 」 金剛「もうテイトクは『ケッコンカッコカリ』は知ってますネ?」 提督「!? 」 知っているが、それがなんだというのか……まさか!? 金剛「恐らくテイトクが今思ったことが当たりデス」 普通ケッコンカッコカリごときでここまでするか!? 金剛「私達艦娘にとってはケッコンカッコカリは結婚同然なんデス」 提督「……?」 金剛「艦娘と人は根本的に違う生物。 結婚は不可能なんデス」 提督「……」 金剛「そんな私達に唯一許された行い、それがケッコンカッコカリ。 こんなchance、みすみす逃す訳には行かないんですヨ」 ……なるほど。 でも、だからと言って俺を攫っていい訳じゃないよね? 金剛「なので、他の子に取られないうちに半ば強制的にケッコンしようと……」 それ暴君の思想。 そうこうしているうちに工廠裏へと運ばれた俺は、地面に降ろされ猿轡を外された。 金剛「さぁテイトク。 書類一式と装備はもう持ってマス。 サイン、してもらえますネ?」 提督「……駄目だ」 金剛「……ナゼ?」 提督「今はまだ言えないが、俺はケッコンしたくない理由がある」 この理由は、まだ皆には言えない。 金剛「……そう、デスカ」 提督「すまない」 ……自分に向けられた好意を裏切るというのは、あまりいい気がしないな。 が、もう大丈夫だろう。 なにせ、俺のことを好いてくれてるのが金剛だけなのだから。 提督「じゃあ、俺は執務に戻るから」 金剛「……テイトク」 提督「どうした?」 金剛「……いつでもwelcomeですカラ」 提督「……ああ」 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 提督「……ふう。 とりあえずは終わりか」 鈴谷「あ、終わった?」 提督「ああ」 鈴谷「今日もアレしよ!」 提督「全く……仕方ないな」 鈴谷はいつの間にか執務室にいて、いつも俺の執務が終わるのを待っていてくれる。 で、その後鈴谷とすることと言えば……。 提督「くそぅ!また負けた!」 鈴谷「流石に弱いよー」 ゲームである。 提督「このゲームならいけるかと思ったんだがな……」 鈴谷「よりにもよって私が一番得意なゲームを選ぶなんて、ツイてないね〜」 鈴谷はとにかくゲームに強い。 どのくらい強いネットゲームでのあいつの異名が『初見ならチートだと思われる人』になるレベルで強い。 鈴谷はゲームと名のつくものは未だ負けたことがないらしい。 提督「なんとかして勝てないものか……」 鈴谷「無理無理。 私が負ける可能性があるのなんてポッキーゲームくらいだよ」 提督「なにそれ」 鈴谷「……うーん、口で説明するより実践したほうが早いっしょ。 ちょっとポッキー買ってくるね」 提督「あ、それなら……」 何故か執務室にある冷蔵庫。 その中には……。 鈴谷「わっ!ポッキーがたくさん!」 提督「これな、昨日金剛が置いてったんだ」 金剛『Heyテイトク!食べてもいいケド、1箱くらいは残しといてネ!』 提督『えっ』 金剛『じゃ、また!』 提督『えっ』 金剛『バーニング、ラァーブ!』 提督『えぇ……』 提督「みたいな感じで」 鈴谷「なるほど……沢山準備したのが裏目に出たね」 提督「裏目に出たとかなんのことか分からんが、とりあえずポッキーゲームについて説明してくれ」 鈴谷「うん。 とりあえず端っこくわえて」 提督「ほうは? こうか? 」 鈴谷「で、反対側を私がくわえると」 提督「!? 」 鈴谷「お互いが食べ進めていって、先に口から離したほうの負け」 提督「まへまへまへ! 待て待て待て! 」 鈴谷「だーめ。 じゃ、スタート!」 展開が掴めないうちに始まってしまったポッキーゲーム。 今俺はとてつもなく緊張している。 だが、それは恐らく鈴谷も同じ。 『私が負ける可能性があるゲーム』と言っていたからな。 このゲームはあまりしたくはないが、始めたからには真剣にやらせてもらおう。 提督「……」 鈴谷「……」 ポッキーが食べ進められる音と、自分の鼓動だけが聞こえる。 近づいてくる鈴谷の顔に、鼓動はますます勢いを増す。 提督「……」 鈴谷「……」 あと数cmで唇が触れ合うか……というところで。 鈴谷「えいっ」 提督「!? 」 鈴谷は一気に距離を詰め、そのまま二人はキス。 鈴谷「んへへ……」 鈴谷はほんのり顔を赤らめ、満足気な表情をしている。 提督「あ……うぁ……」 上手く口が動かない。 鈴谷「……ねぇ」 鈴谷の発する言葉一言だけで、体が震える。 何も、考えられなくなる。 鈴谷「提督は、もう『ケッコンカッコカリ』って知ってる?」 真っ白な頭の中、『ケッコンカッコカリ』という言葉だけが鮮明に聞こえた。 提督「……ああ」 鈴谷「……私じゃ、ダメ?」 本能のまま、鈴谷を選びたい衝動に駆られる。 だが、唯一少しだけ残った理性がそれを押しとどめた。 提督「……ダメ、だ……」 鈴谷「……っ」 提督「今は、まだ……」 鈴谷「……理由だけでも、教えて?」 提督「……できない。 が、いずれ全てが終わって、それでも俺の事を選んでくれるというのなら」 鈴谷「……分かった。 私に、私達艦娘に言えない理由があるんだね。 ……仕方ない。 提督がその理由を皆に明かしてくれたら、鈴谷はまた提督のところへ行くよ」 提督「……すまない」 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 危なかった。 あと一瞬でも理性の覚醒が遅かったら……。 加賀「提督、お疲れのようだけれど」 提督「ああ、加賀さん」 顔を上げると、そこには加賀さん。 初めこそ冷たい印象を受けたが、実はとても優しい人だと今なら分かる。 加賀「疲れているのなら休むべきです」 提督「……そうだな。 今日はもう休ませてもらうよ。 幸い、今日の執務は終わってるわけだし」 加賀さんの優しさには何度も救われている。 加賀「……あまり無理をなさらないでください」 提督「……ああ」 俺は自室に向かった。 加賀「……」 ……加賀さんが後ろからこちらをじっと眺めているのも知らずに。 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 朝。 起きたら体の疲れはなくなっていた。 ……精神的な疲れは健在だが。 加賀『提督、おはようございます』 扉の向こうから加賀さんが話しかけてくる。 提督「ああ、入ってきていいよ」 加賀「では失礼します」 提督「どうぞ」 加賀「疲れはとれましたか?」 流石加賀さん。 疲れの心配をしてくれる。 提督「……ああ」 加賀「そう、ならよかったわ」 微笑む加賀さん。 あ、これレアね。 加賀「ところで提督」 提督「なに?」 ……なにか嫌な予感が……。 加賀「……『ケッコンカッコカリ』、というのはご存知かしら?」 提督「……知ってるよ」 加賀「なら話がはやいわ」 この流れは……まさか! 加賀「お願いがあります。 ……私と、ケッコンしてください」 ……はあ、やっぱり。 提督「……ごめん、加賀さん。 それはできない」 加賀「……なぜ?私では不満だというの?」 提督「ああ、いや、そういう訳じゃないんだが……」 加賀「……まだあのことを引きずっているの?」 提督「……情けない話だがな」 そう。 加賀さんは俺がケッコンしたくない理由を知っている。 俺にとっても、加賀さんにとっても辛い理由。 加賀「……ときには切り捨ても大事だわ。 忘れないことはいいことだけれど、それをいつまでも引きずるのは……」 提督「分かってる。 でも……」 加賀「……はあ。 いいわ、今はまだ返事をしなくて。 心の整理が出来たら返事をしてちょうだい」 提督「……うん。 ごめんね、加賀さん」 加賀「いいのよ、私と貴方の仲でしょう?」 ……やっぱり優しいな。 加賀「では、私はもう行きます」 提督「うん。 ……ありがとう」 加賀「……ふふ」 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ こんな調子で始まった今日。 今日だけで何回告られたと思う? 妖精「6ぅ……ですかねぇ……」 心を読むのはズルいよ、きみ。 で、だれからだと思う?……心の中、見られないですかね。 妖精「大丈夫でしょ……ま、多少はね?」 ガッツリ見てるじゃねえか。 妖精「最初に加賀さん、次に不知火さん、続いて曙さん。 さらに摩耶さん、霞さん、で、さっき叢雲さんにってところですか?」 うん。 絶対見たね。 妖精「でも、提督がケッコンを断る理由だけは、全く見えません」 ……なんで? 妖精「私達は、人が絶対に知られたくない思いは知れないようになってるんです」 ……そう。 妖精「……艦娘でない私になら、教えてくれませんか?」 提督「……はぁ。 分かったよ、絶対に他の奴には話すなよ?」 妖精「はい」 ……なんか怪しいな。 提督「絶対だぞ?」 妖精「フリですか?」 提督「フリじゃねえよ!」 妖精「ほらほら、はやく教えてください」 提督「全く……」 不思議と、コイツになら話してもいい、そう思った。 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ そうだな……。 空母『赤城』って知ってるか? ……知らないのも無理はないな。 もう相当前になるもんな……。 俺と赤城は夫婦だった。 お互いを信頼しあう、いい夫婦だったと思う。 ある日、大本営から新海域のデータが届いた。 珊瑚諸島沖だ。 作戦名は、『MO作戦』。 ……赤城は鎮守府の中で唯一練度が最大に達していた。 そんな赤城が編成に入るのは、当たり前のことだった。 他には加賀さんや蒼龍や飛龍、あと舞風とかも居たか。 多少の被害を被りながらも敵のボスまで辿り着いた。 そこまでは良かったんだ。 ……装甲空母姫。 奴の攻撃で、……赤城は沈んだ。 赤城のことを知ってるのは、加賀さんに二航戦、あと舞風だけ。 他のみんなはそれより後の着任だな。 俺がケッコンしないのは、もう二度と大切な人を失いたくないから。 もう、あんな思いをしたくないから。 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 提督「こんなところだな……」 妖精「らしいですよ」 提督「え?」 金剛「テイトクにそんな過去があったトハ……」 鈴谷「へー。 私には教えなくて妖精さんには教えるんだー」 な……なんで……。 妖精「もしかして︰全体放送」 ……はぁ。 不知火「なぜ私達に相談してくださらなかったんですか」 曙「そんな大事なこと黙ってるからクソ提督なのよ!」 摩耶「もっと摩耶様に頼るべきだぜ」 うわ、不知火達まで……。 霞「いつまでナヨナヨしてんのよ!見てらんないったら!」 叢雲「情けないわね……シャキッとしなさい!」 やだ、ひどい! ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 加賀「……やっと、伝えられたようね」 蒼龍「そうですねー。 もう何年も前の話なのに、未だに引きずってたんですね」 飛龍「まぁ、提督の一番大切な人だったんだから仕方ないよ」 加賀「さて、私も行ってくるわ」 二航戦「「行ってらっしゃーい」」 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 金剛「で」 鈴谷「もう皆知ってるんだから」 加賀「ケッコン」 艦娘s「「「出来るよね?」」」 提督「……だが、それは赤城を裏切ることに……」 加賀「いいえ、ならないわ」 提督「……なんで?」 加賀「赤城さんの最期の言葉、提督は知らなかったわね」 提督「……赤城の?」 加賀「確か……『提督に伝えてください。 いずれ提督のことを愛する娘が現れたら、私なんて気にせずに存分に愛してあげてください。 私からの最期のお願い、絶対に聞いてくださいね』と」 ……。 加賀「……これでもまだ諦めきれませんか?」 提督「……分かった。 赤城からの頼みだ、俺が聞かないわけないだろう」 加賀「なら……!」 提督「ああ。 俺は、ケッコンカッコカリをする」 青葉「ちなみにお相手は?」 提督「そりゃもちろん……まだ決めてない」 加賀「はぁ……。 これだから貴方という人は……」 提督「青葉」 青葉「はい?」 提督「どこから湧いてきたのか知らんが、お前には頼みがある。 お前も赤城のことは知ってるな?」 青葉「ええ、ええ、勿論ですとも!なにせ、私は司令官の初期艦なんですから!」 鈴谷「え、駆逐艦じゃないの?」 提督「ああ、大本営によると『新人提督多すぎて駆逐艦足りンゴwwww青葉で勘弁してください許してくださいなんでもしますから なんでもするとは言ってない 』らしいな」 不知火「大本営が聞いて呆れますね」 提督「すまない、話がそれた。 青葉、頼みというのはだな……」 青葉「分かってますよ、赤城さんのことについてまとめればいいんでしょ?」 提督「そうだ。 新聞にでもしてどっか貼っといてくれ。 皆が読める場所にな 」 青葉「りょーかい!」 提督「流石初期艦だな」 青葉「当然です!好きな人の考えてることなんてすぐに分かりますよ」 提督「え?」 青葉「ではまたー!」 走り去っていく青葉。 提督「……えっ?」 金剛「ぬー、さり気ないappeal……」 加賀「くっ……」 ……ま、まあ気を取り直して……。 提督「加賀さん、二航戦たちは……」 加賀「必要ないわ。 二人とも優秀な子ですから、もうケジメはついています」 提督「……そうか」 鈴谷「それよりさ!提督がケッコンを拒む理由はなくなったんだし、もうアピールしてもいいよね?」 提督「まあ、そうなるな」 日向「まあ、そうなるな」 提督「うわ、いつの間に」 日向「新人提督多すぎて駆逐艦足りンゴ」 提督「気づかなかった……」 日向「それよりも、もう事は済んだのか?演習の報告がしたいのだが……」 提督「ああ、そうか。 皆、とりあえず今日は戻ってくれ」 加賀「分かったわ」 日向「……」 ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 数日後……。 妖精「お疲れ様です」 提督「ほんとお疲れだよ……」 艦娘全員からの告白を息つく間もなく受け続け、全員分保留にさせてもらっている。 妖精「ヘタレですね」 提督「うるせえ、これでも既婚者だ」 妖精「ジュウコンされないので?」 提督「それこそ赤城にどやされる。 そんな不誠実なこと出来るか」 妖精「……まあ、焦らずじっくり考えましょう」 提督「……そうだな、ありがとう」 今更だけどこの妖精、なんか赤城に似てるような……。 妖精「……」 妖精 ……提督ったら、結局は赤城の……『私』のことばっかり 妖精赤城 まさか沈んでから妖精に生まれ変わるとは思わなかったけれど、彼の傍にいられるのならそれでもいいの…… 提督「……じゃ、俺は鈴谷たちに呼ばれてるから」 妖精赤城「ふふ、行ってらっしゃい」 提督「おう……。 またな、赤城」 妖精赤城「!」 提督「……間違えた、ごめん妖精さん。 なんか妖精さんが赤城に見えて……」 目でもおかしくなったか……?今、確かに一瞬だけ赤城が立っているように見えたんだが……。 妖精赤城「……ふふ」 妖精赤城 全く、貴方って人は…… 鈴谷「おっそーい!」 金剛「やっときたデース!」 加賀「頭に来ました」 提督「す、すまん……」 妖精赤城 ……愛してますよ、提督 艦!.
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