ヘナの効果 ヘアカラーからヘナに切り替える時って勇気がいりますよね。 自由に髪色も選べないし、黒髪を茶髪にすることだってできません。 それでもヘナを選ぶ若い女性が、最近増えています。 ヘアカラーをやめて、ヘナに切り替えたほうがいい理由がいくつもあります。 ヘアカラーからヘナに切り替える時 ヘアカラーからヘナに切り替える時って、こんなことが不安になりませんか? 今までの色とだいぶ変わるんじゃないかしら… 一度染めたら、もう元の色に戻せないのかな…? 自由に髪色を選ぶことは、もうできないのかな… 残念ながら、いずれもその通りです。 ヘナは、強い化学薬品で染めるヘアカラーと違って、穏やかな植物の色素で重ねて染める染料。 染まり方で言うと、ヘアマニキュアが最も近いでしょうか。 髪色をダークにすることは出来ても、明るくブリーチすることはできません。 また、黒髪と白髪を同じ色に均一に染めることもできません。 自由にコロコロと髪色を変えることはできないのが、ヘナのデメリットでもあります。 それでもヘナを必要とする人がたくさんいるのはどうしてでしょう? それは、ヘナには素晴らしい魅力と万能のトリートメント効果が詰まっているからなんです。 自由に髪色を選べなくても、自分の肌や髪色にあう色を選ぶことができます。 ヘアカラーからヘナに切り替えて、髪が美しく生まれ変わった方の例をご紹介します。 チラホラ白髪をヘナで染めると、こんな風に 30代以降になると、ポツポツ生えてくる白髪。 ヘアカラーでごまかし足りしてきたけど、そろそろ強い白髪染めが必要かなあと悩みますよね。 近くで見ると派手に見えますが、遠目に見れば、ほとんどわかりません。 これがヘナの染まり方の特徴です。 白髪でいると、白髪の部分だけキラキラしますが、ヘナで染めると黒髪に同化して目立たなくなります。 (ただし、白髪が増えてくるとオレンジが目立つので、その場合はインディゴ入りのダーク系のヘナに切り替えましょう) 頭皮がオレンジ色に染まっているのは!? それは、カラーリングで頭皮が傷んでいる証拠。 ヘナをたっぷり頭皮につけて染めると、最初はこんな風にオレンジ色に染まってしまいます。 数日で自然に落ちるとはいえ、最初はちょっとびっくりしてしまいますよね。 だからといって、頭皮につけないように染めるのはもったいない! 逆に頭皮につけると、ハーブの効果で次第に頭皮が健康になり、染まりにくくなっていくんです。 頭皮が健康になっていくのは、ヘナの素晴らしい魅力の一つです。 ヘナは脱色作用がないから、髪色は明るくはならないといわれるのですが、元の髪色が明るい場合や、髪質によって例外もあります。 この方も、ヘナのオレンジ色がベールのように重なって明るく見える例です。 特に明るい日差しの下では、髪色も明るくトーンアップして見えるようです。 ヘナは髪を傷めず、つやつやにトリートメント ご覧ください。 このツヤ! これがヘナの素晴らしいトリートメント効果です。 まるで濡れたようなツヤと、弾力のあるハリ・コシ効果。 これがあるから、ヘナをする人は皆さんつやつやの髪美人に変身してしまうんです。 ヘアカラーの便利さに慣れている方でも、こうしたヘナの効果に魅入られ、切り替える方が増えています。 今日からあなたも、ヘナでツヤ髪美人を目指してみませんか? まずは、初めての方にもわかりやすいガイドをご覧になってみてください。
次のヘナを自然だとか、ハリやコシを補いトリートメント効果抜群とか安易に使うあなたは必ず失敗します。 大前提として本来ヘナはインドなどで自生している植物で単なる草です。 今はヘナを栽培していますが、お茶畑のように手を加えるものではなくただ自生させているような草です。 そこら辺に生えている雑草です。 ヘナの葉を乾燥させ粉末状にしたものをただお湯で溶いて頭に塗るだけです。 ヘナはただの草木染めなのです。 私達が普段使い慣れているヘアカラーやトリートメントヘアカラーは髪を染めることに特化し開発したもので、自分で簡単に染めることを目的とされた白髪染めです。 いつ使っても色は安定的に発色し、塗りやすくされているものです。 このイメージを持った状態でなおかつ、髪に優しく、コシやハリを補うのがヘナだと思って使うと必ず失敗したと思ってしまいます。 1回や2回でそこまで求めてはいけない。 長い目でみればいい結果に ヘナは葉っぱの色素を利用した毛染めであり、自然のものに染め上がりや使いやすさを求めてもダメです。 ただの葉っぱにそこまで期待して使っても、裏切られた気持ちになるのが落ちです。 自然のものを使う時は、長い目でみないといけません。 染め上がり、髪の状態をすぐに判断してはいけないのです。 使う前には知識としてある程度理解しておかないといけません。 初めて使った人がしっかり染められたら間違いなく、自然の植物でここまで染められるのをビックリすることでしょう。 そして、回数を重ねて行くと、結果、「あれ!?なんか髪に艶とボリューム出て来た!?」と思うようになりますので幾つかのポイントをおさえておきましょう。 また、ここでお伝えするのは良質なヘナ(ハーブ)のことであり、100均や安価なヘナではあてはまりませんのでご注意下さい。 着色用のヘナ(ハーブ)はオレンジ、インディゴはブルー 着色に使うヘナ(ハーブ)は2種類しかなく、ヘナとインディゴだけです。 ヘナの葉にはローソンというオレンジ系の色素があり、これが髪のタンパク質に反応して発色します。 インディゴは日本の藍染めと同じく藍科の植物の色素が髪につき、空気と触れること(酸化)で発色します。 インディゴもヘナと同じように思われておりますが、インディゴはインド藍(木藍、ナンバンコマツナギなど)という草でありヘナとは別の植物です。 ヘナとインディゴ以外の植物(ハーブ)を混ぜて違う色を出しているのは、販売者側が独自に行っているものです。 ヘナだけを使っていればオレンジまたは赤系になり、インディゴは藍または黒系になります。 最初から茶色や黒っぽい色で販売されているブラウン、ダークブラウン、ハーバルブラウン、ブラック、マホガニー、ハーバルマホガニーなどはヘナとインディゴを混ぜて調合したものです。 暗くなる従いインディゴの比率を増やしています。 やっかいなのがインディゴ ヘナだけなら色と髪の状態を理解できれば何回使ってもいいのですが、問題なのがインディゴです。 インディゴのみ、または比率をかなり多めにして数回使うとほとんど真っ黒になります。 インディゴで黒くしてしまうと好きな時に黒色を落とせなくなり、傷んでいる髪の人ほど色が落ちづらいです。 インディゴのみ、もしくはインディゴの比率を多くした茶系の配合のものを全体染めに使う場合は注意しましょう。 また、最終的な色合いもヘナはすぐに発色しますがインディゴは1日から3日掛かります。 インディゴは酸化して発色するので十分に空気に触れないと最終的な色合いになりません。 そのためインディゴを配合している場合の色合いを見るには、染めた次の日以降となります。 白髪にインディゴが入ると最初、緑色か薄い紫色になり次第に藍色に変化していきます。 しかし、しっかり空気に触れさせないと紫色になってしまいます。 ヘナだけで大丈夫な人はいいですが、インディゴを使う人は出来るだけリタッチ(部分染め)技術が向上するように考えて染めるようにしましょう。 全体染めを繰り返すとあっという間に黒くなってしまいます。 発色はやってみないと分からない ヘナはオレンジ色にしかなりませんので、回数を重ねても赤み掛かったオレンジ色にしかなりません。 そのためヘナだけで染めると地毛の黒色とオレンジのメッシュのような感じになります。 インディゴは藍から黒色になり使えば使うほど黒くなってしまいます。 髪の状態、地毛の色、パーマ、前回何で染めたのか?などで発色が違ってきてきます。 やってみないと発色が分からないのです。 染めていた白髪の上にヘナを使うと元の色はかなり薄くなってしまいオレンジ色から暗い赤色になってしまいます。 ヘナの発色に関してはそれなりの色になればいいなあ程度に思っておきましょう。 また、黒髪を明るく染めることは出来ません。 黒髪は光にあたった時に全体的に暗い赤色が出ます。 今まで真っ黒になっていた人は赤くなったと感じるでしょう。 インディゴを使えば明るい髪を暗くすることは出来ますが、白髪に入れたインディゴはなかなか落ちません。 2回染めないと色が薄い 草木染め程度ですので、1回染めただけでは薄いです。 1回で終わらせたいのならインディゴの配分を多くしたものではないと出来ませんし、それでも薄いと思うことがあります。 髪にしっかり色は入れば色持ちはよく、3週間から1ヶ月は褪色しません。 良質なヘナを使えば1回でもそれなりのオレンジ色になりますが、だとまず無理です。 逆に短時間でしっかり染まるのは怪しいヘナです。 1回目にヘナのみで全体染めを行えば染色の失敗の確率は下がります。 1回目はヘナを全体染め、2回目にインディゴを顔まわりだけするとか、全体染めで明るいを2回か、明るい色と多少暗い色で染めた方が慣れないうちはいいでしょう。 ちなみに染まらない染まらないと言っても、ヘアマニキュアよりははるかに染まります。 良質なヘナを使いちゃんと染めれば、初めて染めた人はビックリするほどオレンジ色に染まります。 この色合がドギツく感じるくらい染まります。 たしかにヘアカラーに比べると黒髪を茶髪のような明るく染めることは出来ませんが、天然の草木染めでここまで染まるのはヘナとインディゴしかありません。 パサつき、キシムし、ゴワつくのでオイルは必需 初め通常は最低限2回染めを行います。 一日二日で連続で染めると思いますが、2回目を終えるとかなりキシんでクシやブラシは通りません。 ロングだと手ぐしもかなり厳しく洗髪後にはダマになっていることもあります。 このキシミやパサつきは髪が元の状態(素の髪)になっている感じだと思って下さい。 普段使っているシャンプーやトリートメントには髪をコーティングする科学物質が入っており、それが滑らかにしています。 ヘナにはそのようなものはないのである意味キシむのは当然です。 トリートメント効果が発揮出来るのは1回元の髪の状態に近づいてからいい状態になってくると思っておきましょう。 ヘナショックとはヘナ(ハーブ)の効能を知らない人が初めて使った際、思っていた染め上がりにならなかった場合やキシミなどの状態にビックリしてしまったことをさします。 ヘナをすると油分も一緒に抱き込んでしまうような感じでパサつきキシミますので、ホホバオイルオイルなど植物系のオイルは必需品です。 ヘナを2回するとかなりキシミますが、インディゴを使うとより強くキシミます。 オイルを使わないと物凄いゴワつきますので染めた後につけるオイルは良質なものがいいです。 回数をこなし、定期的に使ってこそヘナ 染める下準備もめんどくさいですが、回数を重ねていくときしみも落ち着きハリとコシが出て来ます。 髪がふんわり立つ感覚になり、髪の表面のキューティクルがなだらかになり乱反射がなくなるので、くすみもおさまってきてツヤも出て来ます。 これら全てが化学成分で起こる現象ではなく、天然成分からのものであり何年経っても安心して使えるものです。 これはインド以外でも18世紀、19世紀以降からヨーロッパで使われていたことからも分かります。 傷んだ髪が蘇ることや自ずから修復することは絶対にありません。 科学の力を持ってしても無理で、栄養分の補給や修復といったものはほぼ全て皮膜コーティングによるもので宣伝に踊らされているのは私達です。 無理にコーティングするからツヤや櫛通りは良くても髪は重くなってしまうのです。 しかしヘナは幾つかのポイントを理解して使えば、自然の力で軽い状態でふんわりさせてくれます。 慣れないうちはなかなか難しいですが、定期的に使えばいい結果になることでしょう。 期待と興味で最初はウキウキ。 でも次回はなしでギブアップ ヘナ、インディゴで染めると数日掛かりになってしまいます。 最初は期待や興味がありますのでやってみるのですが、使い方の大変さと難しさで次回行わない人が非常に多いです。 慣れないと塗布している時点で髪がキシみ、引っ張られて痛くなってしまうので、それで嫌になってしまう人もいます。 続かない人も多いのでちょっと面倒くさいなあ思った方は、数倍簡単に染められるヘアマニキュアで染めた方がいいです。 ヘアマニキュアの中でも利尻ヘアカラートリートメントは、一番良くそまり色持ちが長いです。 また、メーカー全社で無添加にこだわっているので、ヘナのように髪や頭皮を傷めないで染められる白髪染めとしてはダントツに優しいです。 利尻の特徴や使い方は、こちらで確認できます。 メーカー直販です。 直販のキャンペーンがどこよりも一番安く買えます。 ヘナを理解しないで白髪染め。 そんなあなたは必ず失敗!記事一覧.
次の耳裏の気になる部分 ヘナ染めをやめたいという選択 将来を見据えてヘアカラーのやり方を考えられたことは 非常に素晴らしいことです。 ただ今回のお話を聞いていると ヘナ染めは向いていないと判断しました。 お客様の要望は明るさをある程度は保っていくことで、カラーの頻度は3ヶ月ペースです。 ヘナ染めでは明るくすることができずに、このくらいの白髪の比率だといずれは黒髪になります。 また3ヶ月後にはヘナの色素はほぼ抜けてしまうことも考えると根元と毛先の色の差は今以上に広がり根元のプリン状態が際立ってしまいます。 これらのことを説明させていただき、1度通常のカラーに戻すことを提案させていただきました。 ヘナをやめたとしても頭皮への負担を限りなく抑えて染める 通常のヘアカラーの中でも可能な限り頭皮への負担を減らせるような施術で染めていきます。 頭皮への 事前ケア・中間ケア・事後ケアは欠かさずに行います。 これだけでかなりのリスクを減らすことができるようになります。 Before After ヘナ染めをやめることは難しいことではない ヘナ染めって特殊なものだと捉えられがちですよね。 よくヘナ染めを始めるともう通常のヘアカラーには戻れないと思い込んでいる方も思い込んでいる方も多いのですが、実はそんなことはありません。 今回の実例のようにヘナ染めをされている方でも通常のカラーに戻して明るさの調節をすることは可能です。 もし、ヘナ染めをやめたくて悩んでいる方はご相談ください。 逆に言えば、今は通常のカラーを行なっていてヘナ染めにしたいけど戻せなくなるのはちょっと・・・。 と悩んでいる方は是非1度試してみるのもいいかもしれません。 ヘナ染めは万能ではない 今回のお客様は以前ヘナ専門のサロンで染められたそうですが、その対応にも疑問を覚えます。 特に初めてヘナ染めをされるお客様に多くあることが、ヘナの過大評価です。 例えば今回のケースでは 明るくすることはできないことや色持ちは良くないということを伝えた上で、それでもヘナ染めをしたいのか?ということを説明しなければいけなかったと思います。 お客様との仕上がりやできること・できないことの共有をした上で施術はスタートするべきだと思うんです。 白髪がある=ヘナの2度染め と機械的な施術はあってはいけないことだと思います。 今後ヘナ染めに移行するべき時の提案 いずれはヘナ染めに移行することも踏まえた上で提案もさせていただきました。 白髪の割合が全体の3割を超えた時• ヘアカラーの周期が1ヶ月以内になった時 この時期には再度ヘナ染めを検討されてみてもいいかもしれません。 ヘナをやめる決断 まとめ ヘナを扱う以上、施術を行う以上は何でもかんでもヘナ染めを提案すればいいというわけではありません。 お客様の現状やヘナ染めの必要がある場合にはもちろん提案しますが、それ以外の場合には別のメニューをオススメします。 ヘナはとてもいいものです。 しかし、特徴を理解して使用しないと欠点だけが目に止まってしまいます。 そのあたりの誤解を生まないように説明や仕上がりのイメージなどはしっかりと伝えるようにしています。 何か悩んでいることがあればなんでも相談してくださいね。
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