漢文 大学。 「漢文,上智大学」に関するQ&A

【2020年版】漢文のおすすめ問題集・参考書20選

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大学受験で漢文はどれぐらい重要? 漢文は、英語や現代文といった他の文系科目に比べると後回しにされがちです。 というのも、センターの漢文は知識の暗記のみで半分以上の点数が取れるので、勉強量自体が多くないため。 漢文にはあまり力を入れない受験生が多いので、集中して取り組めば周りと差をつけることができます。 重要語句や重要句法、句形を覚えてしまえば、センター満点も夢ではありません。 しかし、勉強内容の大半は暗記で、大量の演習には意味がないので、時間を取りすぎてオーバーワークにならないよう注意しましょう。 参考書を活用した漢文勉強法 それでは、具体的に漢文の受験勉強はどのように進めていけばいいのか、解説していきます。 基礎問題で句形・再読文字マスター まず、漢文の初心者は、基礎的な参考書を使って重要語句と再読文字から勉強を始めましょう。 重要な単語と熟語を覚えてしまわないと、そもそも漢文を読むことができないため、しっかり知識を入れ込むことが重要です。 再読文字とは、一文で二度読む特殊な文字のこと。 センターに頻出する再読文字は「未・将・且・当・応・宜・須・猶・由・盍」と数が少ないので、こちらもしっかり暗記しましょう。 例文音読でリズムに慣れる 次に、例文を訓読で声に出して読み、漢文のリズムに慣れます。 漢文の訓読は、現代の日本語とは違った独特のリズムがあります。 このリズムを身体で覚えることで、スラスラと書き下し文を作れるようになり、漢文を読むスピードが上がります。 演習問題と過去問は時間をかけて 一通りの知識が暗記できたら、演習問題・過去問で知識を定着させていきます。 あくまでも知識の定着が目的なので、とにかく数をこなすというよりも、一つ一つの問題を丁寧に解きましょう。 わからない部分があれば基礎固めに戻り、教科書レベルの内容をしっかり頭に入れていきます。 マンガなどで歴史・文学史の知識を 漢文に書いてある内容には、歴史や文学史の内容が前提知識となっていることが多いです。 例えば、「楚人」「呉王闔閭」といった地名や人物名がわかるだけで、だいたいどんな時代、どんな場所での出来事が書かれているかが推測できます。 また、孔子など思想家の考えが引用されることも多いので、こちらも理解していれば解釈に役立ちます。 こういった歴史・文学史は文章から覚えようとすると複雑なので、マンガなど素早く頭に入りやすい教材を利用するのがおすすめです。 漢文のおすすめ参考書|入門・基礎編 それではまず、漢文の入門・基礎におすすめの参考書を3冊ご紹介していきます。 流れがわかる! 流れがわかる! 」は、マンガで受験漢文の全容がわかるようになっている参考書です。 「返り点」「置き字」「再読文字」「否定形」などテーマ別になっているので、知りたい部分を集中的に勉強したり、わからなくなった時に簡単に読み返したりすることが可能です。 説明してくれるキャラクターは楊貴妃や孔子といった漢文の登場人物なので、歴史の理解にも役立ちます。 漢文に苦手知識があり、基礎知識をわかりやすく学びたい方におすすめです。 ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習 「ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習」は、「基本句形」「重要漢字」「文学史・思想史等の知識」といった漢文の基礎知識を学ぶことができる参考書。 文章での解説に加え、重要知識をキャラクターや星を用いてわかりやすく解説していて、役立つコラムが豊富なのが特徴です。 難易度は高校基礎~私大標準レベルなので、センター試験対策にも十分使えます。 基礎知識のインプット用教材なので、高3の夏までにしっかり理解しておくようにしましょう。 「ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習」について、使用時期や使い方など詳しくは、「 」をご覧ください。 「コレだけ漢字92」として、受験漢文の頻出漢字も92種類に絞ってあるので、とにかく重要ポイントのみ時間をかけずに覚えたいという方におすすめ。 難易度は高校基礎~私大標準で、センター試験や産近甲龍・日東駒専なら十分対応できるレベル。 関関同立・MARCH以上の大学志望なら、入門書として使えます。 「漢文早覚え速答法」のメリットや効果的な使い方について知りたい方は、「 」をご覧ください。 漢文のおすすめ参考書|共通テストレベル編 次に、大学入学共通テスト(旧センター試験)レベルの漢文対策におすすめの参考書3冊のご紹介です。 センター試験必勝マニュアル国語(漢文) 「センター試験必勝マニュアル国語(漢文)」は、試験に出る漢文単語を厳選して掲載している参考書。 「何を勉強すればいいかわからない」「やる前からやる気が出ない」という漢文嫌いの方に、一冊目の参考書としておすすめです。 漢文の常識が簡潔に解説されているので、この一冊を読めばとにかく漢文が読めるようになります。 ただし、アウトプットの分量は少なめなので、他の演習系の参考書と合わせて使いましょう。 「センター試験必勝マニュアル国語(漢文)」の具体的な使い方や次に使うべき参考書などについては、「 」もご覧ください。 大学入試センター古文漢文-10日あればいい 「大学入試センター古文漢文-10日あればいい」は、タイトル通りセンターレベルの漢文対策を10日で済ませることをコンセプトとした参考書です。 センター試験を意識した良問が掲載されているので、一通り知識のインプットが終わった後のアウトプット練習におすすめ。 とにかくセンター試験に特化しているので、センター利用メインで受験する方におすすめです。 「大学入試センター古文漢文-10日あればいい」についてもっと詳しく知りたい方は、「 」もご覧ください。 共通テスト漢文満点のコツ 「共通テスト漢文満点のコツ」は、一通りのインプットが終わった後、知識の確認とブラッシュアップ用におすすめの参考書です。 解説はかなり簡略化されているので、「最初の一冊」には向きません。 センター試験の過去問で6割以上は取れるようになった後、満点を目指すために挑戦してみましょう。 漢文のおすすめ参考書|二次・難関校突破編 最後に、私大の二次試験・難関校突破に役立つ、難易度の高い参考書を3冊ご紹介します。 出展や全文訳だけでなく、文章で使われているわかりにくい句法も解説されているので、答え合わせの際に曖昧な部分が残ることがありません。 全30問構成で、10問ずつ「易」・「標準」・「やや難」とレベル分けがされているので、志望校のレベルに合わせてちょうどいい問題を選べるのもポイントです。 この一冊をしっかりこなせば、関関同立・MARCHレベルの入試でも満点を狙えます。 得点奪取漢文 「得点奪取漢文」は、漢文の記述対策に特化した参考書です。 難易度は国公立大の二次試験を想定しています。 「典型問題篇」と「練習問題篇」で構成されていて、「典型問題篇」では記述式の4つの設問パターンを紹介。 本番で、どんな形式の出題があっても対応できます。 解答では採点基準が明確に示してあり、自己採点でも正確な採点ができるのも魅力です。 漢文道場 入門から実践まで 「漢文道場 入門から実践まで」は、センターから東大レベルまで幅広い難易度に対応している参考書。 基礎レベルの解説もきちんと掲載されているので、知識のインプットから最後の仕上げまで長く使えるのが魅力です。 文系の受験生はもちろん、理系の国公立大受験生も、これ一冊でしっかり漢文対策ができます。 まとめ 漢文はきちんと勉強すれば、どんな人でも満点が夢ではない科目。 後回しにする人も多いですが、早い時期から取り組めば周りに差をつけることができます。 今回ご紹介したおすすめ参考書を使って、早めに漢文対策に取り組んでおきましょう。

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「漢文,上智大学」に関するQ&A

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漢文の中でも、漢詩というのは少し特殊です。 漢詩が大学入試で扱われたら、どのようなことを考えるべきかまとめます。 さて、漢文の中でも「漢詩」というのが、入試問題に出てしまうと、どうしてもとまどうことになります。 実際に、授業で扱うのも、形式的なことが中心となっているようなことが多く、実際にどう教えるかを戸惑うこともあるでしょう。 というわけで、今日は、大学入試における漢詩を考えてみたいと思います。 正直言って、私にとっても漢文は苦手分野です。 何しろ、中国語を大学でとりませんでしたから。 これ、私の中での大失敗のひとつです。 その結果、特に漢詩の本質に迫れない。 音がわからない。 でも、逆に言えば、大学受験生が中国語をわかるはずもない以上、そのレベルで物が見えるとすれば、それは自分の強みだ、と言い聞かせて、なんとかわかるような説明を考えてきたわけです。 それでも残ってしまうのが、「漢詩」。 というわけで、今日は漢詩を考えていきましょう。 漢詩と言えば、形式と修辞 「漢詩」を授業でやると、まずは「形式」と「修辞」について、説明があって、どの詩を解説するにしても、まずは詩の形式と、修辞の確認がされるわけです。 修辞はわかりますか?レトリック。 言葉の飾り。 遊びともいってもいいかもしれない。 先生にとっては重要なことで、これで説明がいくつかできますからね。 では、まずはこの詩の形式と修辞をおさらいしておきましょう。 形式~絶句と律詩、起承転結と首頷頸尾 まず、必ず分けられるのが、以下の区分けです。 近体詩以降について• 一行の字数が5字なら、「五言詩」• 一行の字数が7字なら、「七言詩」• 句数が4なら「絶句」• 句数が8なら「律詩」 というものです。 ですから近体詩は、 「五言絶句」「五言律詩」「七言絶句」「七言律詩」となります。 この形以外のものとして、「六句」あるいは「十句以上」のものとして 「排律」があります。 そうでないものとして、「古詩」なんていうふうにわけるわけです。 古詩は、一行が、 「4」「5」「7」「その他」ですね。 そして、句数については安定しません。 それから、途中で「換韻」、つまり韻を踏む音が変わることがあるんですね。 4行詩である「絶句」の構成法として、 「起承転結」つまり、 起句・承句・転句・結句 8行詩である「律詩」の構成法として、2行、2句ずつ、 「首頷頸尾」つまり、 首聯・頷聯・頸聯・尾聯 ということを覚えさせられるわけです。 押韻 続いて、押韻です。 これはいわゆる「韻をふむ」というやつですね。 これ、学校の先生がラップ系の曲をみつけてきて、説明したりするはずです。 今だったらきっと「髭ダン」とかもってきそう。 こういうの好きですからね。 先生って。 いわゆる「脚韻」というやつで、要は文のラストが同じ母音になるということです。 基本的に偶数句末。 そして、七言詩は初句末もふみます。 細かいことは聞いてこないので、とりあえず、「偶数句末」と覚えておけば、最低4ヵ所ありますから、だいぶ見えるはず。 注意事項は「音読み」であること。 中国語ですから。 なので、日本語の音読みと中国語としての読みがずれると、音がずれます。 たとえば、「城」って、「ジョウ」だから「~OU」って感じですよね?でも「ゼイ」という読みもあるはずです。 だって、つくりは「成」で「セイ」ですもん。 となると、「情」だって、「ジョウ」と「ゼイ」がありますよね? このあたり、中国語と日本語がずれる以上、多少のずれがあるということは知っておいてほしいのと同時に、音読みわからなくなると終わる可能性があるということです。 ちなみに、これは漢字で言うと、「音記号」の話。 これが一番、大学入試に出て、漢詩の空所補充問題は、ほとんど押韻の問題です。 対句 続いて、対句。 詩として、やらなくちゃいけないことになっているのは、律詩の頷連と頸聯です。 つまり、「3句と4句」、「5句と6句」が同じ構成になってなければいけません。 これは、この2句、つまり一聯で、「お互いが影響し合ってひとつの内容をあらわす」ということになります。 これはあとで触れます。 対句については、いろんな説明が、参考書にありまして、一番極端な例だと、 「返り点の打ち方も全部一緒じゃないと対句とは言えない」 なんていうのもありますが、おそらく間違いです。 あくまでも、中国語としての構成が同じになるということなので、 「中国語では同じ構成になっているけれど、無理矢理日本語にしようとすると、違う返り点が打たれる」 ということは少ないとはいえ、あるはずです。 だから、あくまでも「中国語で読む時に同じ構成」ということです。 ざっくりと「実字=名詞」「虚字=動詞」「助字=その他」という形で分類し、配置が同じになる、ということで、当然それは、「返り点まで同じように読む」ということが多くなるということです。 形としては、「律詩では頷聯・頸聯が対句になる」ということが決まりとしてあるわけですが、当然、それ以外、つまり絶句で対句があったり、律詩で首聯で対句があったり…ということもありうるので、場所だけで決めてはいけません。 平仄 そして厄介なのが平仄です。 これは中国語に関わるので、実際には大学入試で問われることはありませんが、本来は「詩」つまり「歌」なので、どう聞こえるかが大事なんですね。 そういう中で、近体詩では、「音の配置」が決まっているんです。 中国語の「四声」というんですが、それぞれの文字には、「声調」、つまり、音の調子があって、それが4つに分類されます。 あがるとか、さがるとか、平板とかそういうことです。 なので、実際はすごく制約があるし、読んでみるとリズムというか、音楽になるというか、そんな風に作られています。 日本語で読む私たちにはまったくわからない部分で、日本語としての漢文を問う大学入試では出題されない部分です。 ただし、この平仄があるがゆえに、ふつうとは異なる字の配置になることが許されているように感じることがあります。 ここは不勉強で理屈がわかりませんが、いわゆる漢文の構文がずれても、「気にしない」という感覚が必要になることがあります。 実際にこれで入試問題は解けるのか? 以上が、よく学校で説明される漢文の形式と修辞です。 だから、学校の定期試験のためにここを訪れているなら、上記を理解することは重要です。 下手をすれば、扱った試験範囲の全ての詩で、上の全てのことを聞きかねません。 逆に言えば、学校で詩を扱うと、どう教えていいかわからないということでもあるような気がします。 「鑑賞」という部分ですね。 実は、大学入試の漢詩が出てくると、実際にもっとも重要になっていくのは、 「この詩は、何を伝えようとしているのか」 「そのメッセージを何に託しているのか」 というこの二つだと思っています。 もちろん、もっと違うアプローチもあるんですけど、とにかく、「自分で詩を鑑賞する」ということが求められるわけですね。 だから、実は学校の授業では、「とにかく読ませて、生徒が考えて言葉にする」ということをしないといけないんですね。 生徒の立場で言うと、• 先生が説明するタイプの授業なら、予習としてその詩が何を詠むことで、何を伝えようとしているか考える。 グループワークのような授業なら、しっかり上記を発言する。 どうせ、誰か、あるいは先生がまとめてくれるはず…と期待しない。 ということが大事です。 でも、難しいですよね?だとすると、もうひとつの手は、入試問題を解くことです。 入試問題自体が、上記二つがわかっているかどうかを確認するような、出題をしてくれるし、勝手に考えるよりは、その考える手がかりを出題がくれるわけです。 だから、もしあなたが教員で、漢詩を授業でどう鑑賞していけばいいか迷うときは、大学入試問題を何題か解いて、どう聞くと何が確認できるかということを練習すると、漢詩を鑑賞する発問の手がかかりが見えてきますよね? で、授業で扱った漢詩は、すでに鑑賞が終わります。 そうすると、生徒にとってはただの暗記です。 しかし、「詩」が入試で問われるときには暗記ではなく、鑑賞。 だから、私は少なくとも一つは、授業で扱っていないものを出題すべきだと思います。 もちろん、全部でもいいけど。 つまり、鑑賞の方法と実践がテーマだとすれば、試験では新しい詩で確認すべきです。 なんて書いてみましたが、受験生のみなさんは、これ、とても重要。 つまり、大学入試で漢詩にかぎらず、「詩」という「文学的な」「抽象的な」「比喩的な」ものが出てくる以上、そこには「読み取り」が必要であり、それを読み取る練習をしないといけない、ということです。 ちなみに、大学入試では「押韻」、たまに詩の形式ぐらい。 東大だと両方出ません。 そんなもんです。 時代背景~唐詩=近体詩 さて、重要な詩の解釈の話に行く前に、時代背景を勉強しておきましょう。 というのも、センター試験と共通テストの試行調査の傾向からすると、「日本における漢文」という観点がすごく意識されていると思います。 賛否はありましたが、日本人が書いた漢文が出たり、そのまま「日本での漢文の位置づけ」が聞かれたり。 そういう意味では、漢詩は理解しておく必要がありますね。 やっぱり、漢詩が一番影響があるからです。 春秋時代~戦国時代~秦=日本は縄文時代 日本は縄文時代のころ、中国では孔子あたりから思想的な分掌が残っていきます。 諸子百家なんて言う風に呼ばれます。 政治として安定しない時だからこそ、いろいろな思想が生まれたのかもしれませんね。 詩は「詩経」という最古の詩集が出ています。 四言詩ですね。 戦国時代には「楚辞」という三言の詩が出ています。 漢=日本は弥生時代 漢の時代といえば、なんといっても、司馬遷の「史記」でしょう。 詩は、漢字台に五言詩が登場することになります。 三国(魏呉蜀)~南北朝=日本は古墳文化 いわゆる三国志の時代ですね。 詩では、五言詩や七言詩ができてきます。 ざっくりいうとこのあたりが「古詩」ですね。 竹林の七賢、なんていうのが、三国時代以降にに登場しています。 詩でいうと、陶潜(陶淵明)が有名です。 隋~唐=奈良時代から平安時代へ さあ、いよいよ唐詩の時代がやってきました。 ここまで、ざっと説明しましたが、さすがに遣隋使とか遣唐使という言葉は知っていると思います。 だから、ざっくりと奈良時代あたりに、中国では唐詩、近体詩ができてくるわけですね。 で、そのあたりの作品が平安時代に、名作や常識として引用されていくわけです。 この時代に入って、「近体詩」ができあがってきます。 盛唐、まさに日本が奈良時代に入っていくころ、「詩仙」李白、「詩聖」杜甫、「詩仏」王維などが出て来ます。 その他で有名な詩人と言えば、孟浩然でしょうか。 中唐、日本が平安時代に入ってくると、日本でも有名な白居易が出て来ますね。 このあたりが、遣唐使によって伝えられ、源氏物語とか枕草子とかにどんどん出てくるわけですね。 長恨歌のあたりは、源氏の桐壺ですし、「香炉峰の雪は簾をかかげて見る」という枕草子の話も、白居易です。 あとは韓愈とかがこの時代。 こんな風に日本との関わりで問われてくる可能性があるわけですね。 大学入試で問われる「詩」のメッセージと情景描写 さて、大学入試ということで考えると、「詩」としての読み取りです。 上記のような知識問題は、出題はされますが決して多くない。 しかも、「五言」とか「七言」であるために、散文のような「句法」問題が出しにくい。 「構文」つまり、返り点、書き下し問題も単純で、出しにくい。 というわけで、詩の観賞、解釈の問題がどうしても出てくるわけです。 では、こうした解釈にどのように向き合えばいいでしょうか。 構成から解釈を考える~絶句は「起承転結」 まず、一番わかりやすいのは絶句です。 残念ながら、大学入試で問題を作るとなると、短すぎて、前後に文章がついたり、その他の文や古文と組み合わさったりということが起こってしまいますが… まあ、とりあえず、ここで考えてみましょう。 「起承転結」というのは、以下のようなことですね。 起…詩を起こす。 承…それを承けて展開する。 転…視点や出来事を変える。 結…まとめる。 つまり、ポイントは「転」です。 「起承」と何かを展開させていたものを、「転」にする。 変えてしまう。 冷静に考えると、漢詩が難しいのは、序盤戦で「自然の景物」を詠んでいるにも関わらず、どこかで突然、作者の状況に「転」じてしまうからなんです。 分量的にも長い前半が、実は何のためにあるかわからない。 後半に来て、ある語句から、「ああ、これは〇〇についての詩なんだ…」とつかまないといけないわけです。 序盤で、「これは自然の美しさを詠んでいる詩だ…」と思ってしまうと、それ自体が間違いではないのに、「転」に値する、転回点を読み飛ばしてしまったりする。 だから、漢詩を読む時には、「これは何を詠んでいる詩か」ということを意識しなくちゃいけないし、それはタイトルと後半にあることが多いんです。 情景と心情の対比~律詩や排律の解釈は? 絶句が「起承転結」の「転」があるおかげで、後半にポイントがある、ということが言えるとして、では、律詩などはどうなるでしょうか。 律詩の場合、頷聯と頸聯が対句になるという決まりはあっても、それ以上の構成を表しているものではありませんから。 しかし、考えてみると、詩というものは、基本的に、 情景と心情 で出来ているといってもいいでしょう。 つまり、自分の心情を情景に託して詠んでいく、ということです。 律詩や排律などの場合は、長くなっていることもあり、対句を使って詩としてのリズムをより整えていきます。 たとえば、「流水対」なんていう言葉があるんですが、つまり、2句の対句ではじめて、ひとつの事を表している、ということなんですね。 そもそも対句というのは、セットです。 だから、基本的には、違う物事を詠んでも同じ型にあてはめている以上、この2句は、同じような違う情景を詠んでいたり、同じ状況にある違うものを詠んでいたりするケースになってくる。 つまり、この対句の間では、状況は転じない。 すごくシンプルにまとめると、 序盤に、情景描写をしておいて、「それと自分を重ね合わせる」「それと対比して自分を置く」というようなことです。 情景描写と書きましたが、「友人との対比」というのも漢詩ではよく見るパターンです。 あるいは「現在と過去の対比」「都と今いる場所の対比」などもみますね。 あくまでも、私の経験則でしかありませんが、対句の中でこの対比が起こるケースは少なく、前半と後半とか、尾聯とその他というような形で、対比になることが多いと思います。 いずれにしても、漢詩を鑑賞する場合、その詩のメッセージのポイントがどこにあるかをつかまなければいけません。 情景描写からは「美しい」とか「さびしい」とか「荒廃して悲しい」とか、そのぐらいの心情を感じ取るのが限界で、そこに重なってくる作者の状況を読み解くのは難しいと思います。 むしろ、早く、後半まで行き、どれだけ主眼となる状況を表す語彙を見つけられるか。 ここに勝負があるんですね。 都と故郷「都を離れて故郷に行く」それが悲しいのか、うれしいのか。 昔と今「昔、栄華を極めて場所が、今はこんな風になってしまった」 「戦争に駆り出されるむなしさ」情景と状況の対比 友人と自分「君に比べてこんな風になっている自分」 などなど。 もちろん、排律のよに長くなってくると、詩が物語のように展開していくことになります。 白居易の「長恨歌」なんて、そんなパターンですよね。 まあ、こうなってしまうと、半分「物語」ですから、何があったかを物語のように読まなければいけなくなります。 こういうことも漢詩ではありがちではあります。 というわけで、漢詩自体の解釈は「絶句」の構成から理解するやり方をもとに、律詩や排律では、もう少し柔軟にとらえつつも、応用して理解するのがおすすめ。 つまり、「情景と心情」「状況と心情」というあたりを、できるだけ早く、後半から見つける、ということですね。 このテーマとなる語を見つける練習ができると、漢詩にはかなり強くなれると思います。 その意味では和歌の解釈にもやはり似ていて、「訳よりは言いたいこと・メッセージ」という心構えが必要だと思います。 manebi.

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大学受験 漢文勉強法

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質問一覧• 経済学部経済学科。 その代わりに数学選択必須ですが。 普通なのですが何割位取るべきなのでしょうか? 基本7割切ることはないのですが稀に大問の初めの2問程度しか分からないことがあり6割くらいになることがありますが大丈夫ですか? 英語は7. 5〜8割 国語は経済学部日程が7... 漢文は最近の傾向で次は出ない可能性があるんですか? それとも範囲が根本的に変わっていて、漢文は次の年も、ほぼ絶対出るのでしょうか... 知識しかありません。 間に合いますか?3教科平均は55程度です。 日本史59 でした。 上智大学に行きたいです。 今年の夏、そして冬でどうにかして上智を受験できるくらいにしたいのですが、不可能 に近いですか? 春に私の偏差値くらいだった方で上智受かった方いますか? よろしくお願い...

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